ヴィッセル神戸は5日、敵地に乗り込んで湘南ベルマーレと対戦する。前の試合から中12日の湘南とはコンディション面で大きく差があるが、ルーキーのFW小田裕太郎は「連戦だけど言い訳にしたらダメ」と中2日でも勝利を狙いにいく姿勢を示した。

上写真=4日のオンライン取材に応じ、湘南戦への意気込みを語ったFW小田(写真◎VISSEL KOBE)

今季ここまで8試合に出場

 現在19歳の小田は、神戸U-18に所属していた昨年に2種登録選手としてルヴァン杯1試合に出場。今季より正式にトップチームに昇格し、プロ1年目からチャンスをつかんでいる。

 7月11日の第4節・大分トリニータ戦でJ1デビューを果たし、ここまでリーグ戦で8試合に出場。2日のルヴァン杯準々決勝・川崎フロンターレ戦では4点ビハインドの状況で1人目の交代選手としてピッチに送り込まれたように、フィンク監督からの期待も大きい。

 強気に仕掛ける姿からはルーキーらしい遠慮など微塵も感じられず、初ゴールを決めれば一気に覚醒しそうな雰囲気がある。本人もそれを自覚しており「1点取ったら乗ってくると思う」と語る。

 8月後半から昨季J1王者の横浜F・マリノスや現在首位の川崎フロンターレといった強豪と対戦。「攻撃のアイデアは参考になった」と振り返りつつ、「自分には自分の良さがあるので、もっと自分の良さを出さないといけないと感じた」。スピードを生かした縦への仕掛けはトップレベルでも通用する自信を持つ。

「ここ数試合は仕掛ける回数が少ない。もっと自分の良さを出さないと試合に出ている意味はないと思うので、仕掛ける場面で仕掛けるように、しっかり判断しながらプレーしていきたい」

 ルヴァン杯から中2日で迎える5日の湘南戦は先発出場が有力。前節が延期となった影響で湘南は中12日とコンディションの差は歴然だが、小田は「連戦だけど言い訳にしたらダメなので、一人ひとりが全力でプレーするだけ。結果を出さないといけないのがプロだと思うので、全力でやりたい」と意気込みを語った。


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