ヴィッセル神戸を率いるトルステン・フィンク監督が4日、J1第14節・湘南ベルマーレ戦に向けたオンライン取材に応じた。神戸は水曜日に行なわれたルヴァン杯準々決勝で川崎フロンターレに大敗したばかりだが、中2日で湘南戦に臨まないといけない。
上写真=ルヴァン杯の試合後に選手たちを出迎えるフィンク監督(写真◎J.LEAGUE)
「勝ち点3を取れるメンバーを選びたい」
ホームで行なわれたルヴァン杯準々決勝で川崎フロンターレに0-6で敗れた神戸。ショックの残る敗退となったが、フィンク監督は「前の試合の大敗については触れたくない。もちろん試合を見返して分析したが、0-1で負けてもカップ戦は敗退なので、次に集中したい」と気持ちの切り替えを強調した。
川崎F戦ではミスから失点を重ねて自滅した。フィンク監督は「普段起きないような簡単なミスは疲労が原因」と振り返り、「過密日程の厳しさを改めて感じている」。先発復帰が期待されながら途中出場となったアンドレス・イニエスタについては「万全のコンディションであれば川崎戦も先発していた」と足首の負傷が癒えてないことを明かし、「いまは何人かの選手が試合に出られない状態なのでメンバー選びは非常に厳しい」と悩みを吐露した。
5日に行なわれるアウェー湘南戦でルヴァン杯敗退のショックを払拭したいところだが、コンディション面ではハンデを抱える。前の試合から中2日の神戸に対し、湘南は8月29日のサガン鳥栖戦が延期となったことで中12日と、試合間隔には大きな差がある。
それでもフィンク監督は「12日間休んでいるというのはマイナス面もある。リズムが出ないと思うので、やるまで分からない」と勝機はあると見ており、「目標は常に勝つこと。勝ち点3を取れるメンバーを選びたい」と語った。