9月2日に開催されるJリーグYBCルヴァンカップの準々決勝で、ヴィッセル神戸はホームで川崎フロンターレと対戦する。試合に向けて神戸の元日本代表DF酒井高徳がオンライン取材に応じ、準決勝進出への意気込みを語った。
上写真=昨年8月に神戸に加入した酒井。昨季の天皇杯に続くタイトル獲得に意欲を示す(写真◎Getty Images)
「相手にダメージを与える」
ちょうど1週間前の8月26日に開催されたJ1リーグ第24節で対戦した神戸と川崎F。その試合も神戸ホームで行なわれ、結果は2-2のドローに終わった。
酒井は「前回やったときは、思っていたよりも自分たちがボールを持つ時間帯が多かった」と振り返り、ルヴァン杯でもその再現を狙う。「川崎の攻撃力を踏まえたら、自分たちがポゼッションして相手にリズムを作らせないことが大事なポイントになってくる」。攻撃は最大の防御。ボールを渡さなければ失点することはない。
ともにボール支配を志向するチームだからこそ、相手の狙い、そして弱点もよく分かっている。
「ボールの奪う位置が高ければ高いほど、川崎のサッカーは出にくいと思う。逆に僕らもそういう捉え方はできるので、自分たちがやられて嫌なことをどれだけ川崎に対してできるかがキーになってくると思う」
新型コロナウイルスの影響によりレギュレーションが変更され、ここからはすべて一発勝負。酒井は「最初の15分、20分でしっかり試合に入って、相手にダメージを与えることが大事」とトーナメントの戦い方を意識し、先制攻撃を仕掛ける上で「ホームのアドバンテージも生かしたい」と語った。