ヴィッセル神戸のFW古橋亨梧は25日、川崎フロンターレ戦を前にオンラインで取材に応じた。若手の台頭が著しい現在のチーム状況を歓迎するとともに、自身はより強い気持ちでゴーへ向かい続けるとの意欲を語った。

上写真=オンラインで取材に応じる古橋(写真◎VISSEL KOBE)

面白いサッカーを見てもらえるんじゃないか

 古橋は今季ここまで4ゴールを挙げており、ドウグラスとともに神戸のチーム内最多得点者となっている。

 第9節から2試合戦列を離れたが、第11節に交代出場で復帰。前節の浦和レッズ戦では先発出場を果たした。明日26日には、首位・川崎フロンターレとのゲームが控える。負傷離脱もあり、第5節を最後に得点がなく、「個人的には積極的にゴールへ向かってしかけていきたい」と意欲を語る。

 古橋不在の間、チームは勝ち星から遠ざかった。一方、明るい材料は若手や新たな選手の台頭だ。チームの底上げにつながり、浦和戦では前節からGKも含めて10人も入れ替えた先発メンバーで臨んだが、2-1で勝利を持ち帰っている。

 浦和戦で75分間プレーした古橋は、「誰が出てもいいサッカーができて試合に勝つというのはすごく自信になると思うし、さらに連戦になっていくので全員がチームに必要と示せた」と手応えを語る。連戦である以上、他の選手が出場時間を増やしていくことも考えられるが、「日々の練習からみんな、100パーセントで臨んでいるし、毎日すごく刺激をもらっている。僕もまだまだできるという実感もあるので、これからも結果を残せるように頑張りたいと思う」と奮起の材料に変えている。

 川崎F戦では、前々節に負傷交代したアンドレス・イニエスタが前節に引き続き欠場する可能性がある。中心選手を欠くかもしれない中でも古橋は「誰が出てもボールを持てる時間はつくれると思う。アイディアという部分ではアンドレスがいるかいないかで全然違うが、いなくても勝ち切れた試合がある。違った意味で面白いサッカーを見てもらえるんじゃないかなと思う」と前向きだ。

 昨年の第9節では、敗れたものの川崎Fから1ゴールを挙げた。天皇杯のラウンド16でも、前半終了間際にチームに追加点をもたらしている。「フロンターレとの試合では結果を残しているイメージが多いので、チームが勝てるような結果を残したいと思う」。

 古橋の意欲もまた、チームの力となっていく。


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