J1のサガン鳥栖は12日、クラブ独自で行なったPCR検査の結果を発表し、トップチーム選手6名、トップチームスタッフ3名に新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたことを明らかにした。クラブは11日に金明輝(キン・ミョンヒ)監督の感染を発表していた。

上写真=選手6名の感染が判明した鳥栖(写真◎J.LEAGUE)

「クラスターと認識」(竹原社長)

 金明輝監督の新型コロナ感染を受け、クラブは11日にトップチーム選手、スタッフら89名を対象にPCR検査を実施。12日昼の段階で、選手1人とスタッフ1人の計2人がPCR検査と並行して行なった抗原検査の結果、陽性と判定された。さらに、この2人を含む9人に陽性の疑いがあり、再検査が必要となったため、同日夜に予定していたルヴァン杯・サンフレッチェ広島戦が中止となった。

 夜になって再検査の結果が判明し、金明輝監督を除く9名(選手6名、スタッフ3名)の陽性が確定。これを受け、クラブはオンラインで緊急会見を開き、竹原稔社長は冒頭で「フットボールファンの皆さま、サガン鳥栖を支えてくださる皆さまに大変ご心配をかける事態を招いてしまったことを心よりお詫び申し上げます」と陳謝。クラスター(集団感染)の可能性については保健所の判断となるが、竹原社長は「クラスターを起こしてしまったと認識している」と語った。

 今後の対応について、竹原社長は最短25日までトップチームの活動を停止することを発表。鳥栖は15日のJ1第10節でガンバ大阪、19日の第11節でベガルタ仙台、23日の第12節で北海道コンサドーレ札幌との対戦を予定しているが、試合開催の可否については今後クラブとJリーグが協議を行なうとしている。


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