J1の北海道コンサドーレ札幌を率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督が7日の練習後にオンライン取材に応じ、J1第9節・清水エスパルス戦の展望などを語った。3週間ぶりにアウェーゲームに臨む札幌にとって、夏の暑さも大きな敵となる。

上写真=札幌で就任3年目を迎えるペトロヴィッチ監督(写真◎Getty Images)

10度近い気温差

 8日に行なわれる清水戦は、札幌にとって3週間ぶりのアウェーゲームとなる。今季は新型コロナウイルス感染予防の観点から、長距離移動を極力控えたマッチスケジュールが組まれ、札幌は7月22日のJ1第6節・FC東京戦から今月5日のルヴァン杯・サンフレッチェ広島戦まで4試合連続でホームゲームを戦った。

 久々のアウェーゲームでは、移動による疲れもさることながら、本州の暑さもチームを苦しめる。7日の札幌市の最高気温は26度だったのに対し、清水市の最高気温は34度。試合当日はさらに上がって、最高気温は35度となる見通し。これにはペトロヴィッチ監督も「気温は変えられない」と苦笑いしつつ、「気温が高い中でどちらがより走れるかが勝負のカギとなる。自分たちは走れる、自分たちは戦えるという強い気持ちを持って戦わないといけない」と語った。

 チームにとって明るい材料は日本代表FW鈴木武蔵の復帰。清水戦に向けた遠征メンバーに入り、「武蔵が帰ってきたことは私もうれしく思う」とペトロヴィッチ監督。だが、「戻ってすぐにこれまで通りのパフォーマンスを見せられるかというと、まだまだ簡単ではないと思っている」とも語り、出場時間を限定した上での起用を示唆した。

 対戦相手の清水は16位と低迷するが、リーグ戦の直近3試合は負けなしと調子を上げており、指揮官も「戦術が浸透し手強い相手になってきている」と警戒。「夏場の連戦ということで厳しいゲームになると思うが、我々もこれまでやってきたことを継続し、良い結果を持って帰れるように全力で戦いたい」と話した。


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