J1の北海道コンサドーレ札幌は29日、週末のヴィッセル神戸戦に向けてトレーニングを再開した。終了後、この日からチームに合流したFWアンデルソン・ロペスがオンラインで取材に応じ、一時帰国していたブラジルでの生活などを振り返った。
上写真＝柏レイソルとのリーグ開幕戦に途中出場したA・ロペス（写真◎Getty Images）
入国制限により再来日が遅延
約2カ月ぶりにチーム練習に合流し、「暖かく迎え入れてくれた選手、スタッフに感謝している」と語ったA・ロペス。初日からフルメニューを消化するなど、コンディション面に不安はない。「戻ってこれてうれしく思うと同時にモチベーションは高まっている」。実戦復帰に向けて意欲を見せた。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、5月中旬に家族の待つブラジルに一時帰国。その後、6月上旬に再来日する予定だったが、入国制限により待機を余儀なくされた。その間、契約するパーソナルトレーナーとジムや公園で自主トレを実施。「バカンスで帰ったわけではないので、なるべくコンディションを落とさないように、できる限り自分の体を追い込んだ」。パンデミックのなかでもプロ意識は忘れなかった。
7月に入ってようやく入国が許可され、今月11日に再来日。そこから14日間の隔離生活を送ったのち、25日に札幌に戻った。翌26日には札幌ドームでのJ1第7節の横浜F・マリノス戦をスタンドで観戦。今季ホーム初勝利を現地で見届けた。
チームは現在、日本代表FW鈴木武蔵が負傷離脱中であり、昨季9得点のA・ロペスにかかる期待は大きい。「今すぐにでもチームに貢献したい気持ちがある。できるなら神戸戦から出たい」。8月2日にホームで開催される次節への出場を視野に、帰ってきた点取り屋は「早くピッチに立ちたい」と意気込んだ。
