上写真=21日の練習後、オンライン取材で神戸戦への意気込みなどを語ったレアンドロ・デサバト(写真◎スクリーンショット)
体力回復へ「休養と栄養」
セレッソ大阪で、今季J1リーグ開幕から全5試合にフル出場している選手は5人。GKキム・ジンヒョン、DF松田陸、DF丸橋祐介、DFマテイ・ヨニッチと並んでチームに不可欠の存在となっているのが、MFレアンドロ・デサバトだ。ボランチでパスワークの経由地になるとともに、厳しい守備でも貢献している。
C大阪は7月12日のJ1第5節でサンフレッチェ広島を下し、4勝1敗の2位。レアンドロ・デサバトは広島戦を「我々にとって素晴らしい試合。特に前半はボールと試合を支配することができた」と評し、後半に2-0とリードした後に1点を返されて「下がらざるを得ない状況になった」という劣勢を強いられながらも、2-1で逃げ切った勝利を振り返った。
今季のJ1は再開後に過密日程が続いているが、「そうなることは分かっていたので、必要な機器を買い、より充実したフィジカルコンディションで毎試合、臨めるように努力している」と明かす。ただ「特別なことはしていない。試合後、できるだけ次の試合に向けて早く回復するために、休息と栄養がベースになっている」とも語り、シンプルな作業を繰り返していることを強調した。
アルゼンチン出身で、母国とブラジルでのプレーを経て来日2年目。昨年はオフの日に「自然が大好きなので、山の中にある寺などに行き、とても美しいところに行ってリラックスしていた」そうだ。今年は新型コロナウイルスの影響で外出もままならないが、「家で、子どもと一緒に遊んでいる。これだけ一緒の時間を過ごせることは、あまりなかったので、子どもとの時間でリラックスしている」と語るように、家族との時間を大切にしながらリフレッシュしている。
22日にホームで対戦するヴィッセル神戸には、言わずと知れたMFアンドレス・イニエスタがおり、ともに出場すればマッチアップすることも多そうだ。「レベルの高い試合でプレーすることは、サッカー選手にとって喜び」と語ったレアンドロ・デサバトは、「さらにアンドレスのような選手がいるチームと対戦するのは、とても楽しい。難しい試合になるのは間違いないが、我々の思うような試合になるように練習してきたので、しっかり発揮したい」と、ホームでの対戦を心待ちにしていた。