川崎フロンターレは18日、J1第5節で横浜FCに勝利し、リーグ再開後の連勝を4に伸ばした。途中出場のFW小林悠は勝ち越しゴールを含む2得点を挙げ、復活を強く印象づけた。

上写真=2月22日の開幕戦以来の出場となったFW小林(写真◎J.LEAGUE)

■2020年7月18日 J1リーグ第5節(@ニッパツ:観衆2,733人)
横浜FC 1-5 川崎F
得点:(横)田代真一
   (川)脇坂泰斗、小林悠2、家長昭博、谷口彰悟

「取れるだけ取りたい」

 頼れるストライカーが帰ってきた。6月15日に右ヒザの手術を行ない、リーグ再開後はメンバー外が続いていた小林が、横浜FC戦で戦列に復帰した。

 出番が訪れたのは60分。「ちょうど(三笘)薫とピッチに入るときに失点してしまったので、やることがハッキリしたねと会話していました」。直前に横浜FCに追いつかれたが、小林は「ゴールを決めなきゃ勝てない状況だったので、途中から入るぶんにはやりやすかった」と振り返る。

 その言葉どおり、交代直後から鋭い動き出しで前線を活性化させると、75分、健闘を誓い合った三笘が獲得したPKで今季初ゴールを奪い、83分にはトラップからの反転シュートで自身2点目。約4カ月半ぶりの公式戦とは思えない活躍でチームの勝利に大きく貢献した。ただ、本人は「もう1点取りたかった」と、2ゴールにも満足していない様子。

「得点王を目指している以上、出遅れたという感覚があったので、上との差を少しでも縮められるように、とにかくゴールを意識していた。取れるだけ取りたいと思っています」

 3シーズン務めたキャプテンを谷口彰悟に譲り、今季は自身の役割、つまりゴールを奪うことに集中している。

「一度得点王になって、もう一度そこに帰りたいとここ数年思っている。それがチームの優勝にもつながると思うので、今年は結果にこだわってやっていきたい」

 2017年以来の得点王獲得、そして2シーズンぶりのリーグ制覇に向けて、力強く語った。

現地取材◎多賀祐輔 写真◎J.LEAGUE


This article is a sponsored article by
''.