セレッソ大阪のロティーナ監督が、18日のサンフレッチェ広島戦を前にオンライン取材に応じた。現状のJリーグの勢力図に関する見解や、再開後初の有観客試合となった前節の印象などを語っている。

上写真=オンライン会見でチームの現状を語ったロティ―ナ監督(写真◎スクリーンショット)

今季公式戦初黒星で「再確認」

 J1リーグは再開初戦の7月4日から、8日、12日といきなり3連戦を消化したが、その次は18日で中5日のインターバルとなった。17日の練習後にオンライン取材に応じたロティーナ監督は「1週間あるので、とてもよかった。選手たちも十分に回復できるし、トレーニングの時間も取ることができた」と準備期間について語っている。

 再開初戦の第2節でガンバ大阪を2-1で下し、8日の第3節も清水エスパルスに2-0で勝利。2月の大分トリニータとの開幕戦と合わせて3連勝、その前のルヴァンカップの松本山雅FC戦も含めると今季公式戦4連勝と好調だったが、第4節で名古屋グランパスに0-2で敗れ、今季初黒星。J1リーグは首位から3位に後退した。

 ロティーナ監督は「もちろん、勝った試合からも、負けた試合からも学ぶことができる」とした上で「学ぶというよりも、再確認したことがある」と語った。それは「このリーグが、どのクラブでも我々に勝つことができて、逆に我々がどんな相手にも勝つことができる、ということ」だという。レベルが拮抗しているJリーグの現状を、あらためて実感したようだ。

 名古屋戦は、C大阪にとっては再開後初めての有観客試合だった。リモートマッチとの違いについてロティーナ監督は「お客様がいてくださって、すごくよかった」と歓迎のコメント。「以前のように応援ができない状況なので、以前のような盛り上がりがないけれど、皆さんの声援が力になることを、あらためて実感した」とファン・サポーターに感謝した。

 18日に対戦するサンフレッチェ広島とは、2月の宮崎キャンプで練習試合を行ない、0-0で引き分けている。敵地に乗り込む戦いに向けて指揮官は「広島は近年、常に上位にいる素晴らしいチーム。とても難しい、拮抗した試合になると思っている」としつつ、「実際に試合が始まってみないと分からない」と慎重に語るにとどめた。


This article is a sponsored article by
''.