リーグ再開後に3連勝を飾り、J1で首位に立つ川崎フロンターレ。就任4年目の鬼木達監督が17日、オンラインで報道陣の取材に応じ、現在のチーム状態などを語った。

上写真=Zoomを使って取材に応じた鬼木監督(写真◎スクリーンショット)

3連勝は忘れる

 近年はシーズン序盤に出遅れることの多かった川崎Fだが、今季は珍しく序盤から快走している。リーグ開幕戦こそサガン鳥栖と引き分けに終わったが、中断期間を挟み、リスタートとなった第2節・鹿島アントラーズ戦から3連勝。鬼木監督は「再開して3つしっかり勝ち切ろうと話してきたので、その目標のために選手はよく頑張ってくれた」と満足そうに振り返った。

 3連戦の最後となった前節の柏レイソル戦ではメンバーを入れ替え、DF車屋紳太郎、MF守田英正、MF下田北斗が今季初めてスタメンに名を連ねた。日本代表経験のある車屋と守田がサブに回っていることが選手層の充実ぶりを物語る。指揮官は「全員が良い準備してくれているので、自信を持って送り出せる。全員がレギュラーだと思ってやってほしい」と、戦力の底上げにも手応えを感じている。

 柏戦で負傷交代したDFジェジエウに関しては「筋肉系なので慎重に見ている」と話し、今週末は欠場が濃厚となったが、車屋がセンターバックを務めれば問題はない。一方、6月15日に右ヒザの手術を行なったFW小林悠はすでに練習に復帰。鬼木監督も「フィーリングは良くなっている」と語り、復帰が近いことを示唆した。

 得点9はリーグ最多、失点2はリーグ最少。絶好調のチームに弱点は見当たらないが、指揮官は「3連勝は忘れて、次の3つ、また次の3つということで頭をそろえながら、勝ち切ることにこだわりたい」と気を引き締める。次節、横浜FC戦の勝負のカギを聞くと「シンプルにゴール」と返答。4連勝がかかる“神奈川ダービー”に向けて、「相手もボールを握ろうとしてくると思うが、やはり勝敗を分けるのはゴールなので、そこにこだわりを持ってやりたい」と話した。


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