柏レイソルを率いるネルシーニョ監督が15日、オンラインで報道陣の取材に応じた。7月4日のリーグ再開後は3連敗と低迷が続くが、指揮官は主力への信頼を口にした。
上写真=マスクを着用して試合を見つめるネルシーニョ監督(写真◎J.LEAGUE)
再開後は呉屋の2得点のみ
11日に行なわれたJ1第4節・川崎フロンターレ戦に1-3で敗れ、リーグ再開後の3試合で3連敗。ネルシーニョ監督は「攻守において組織的に戦い抜くという姿勢が足りなかった」と振り返る。
気がかりなのは失点の多さ。堅守が自慢のチームのはずが、直近3試合で7失点。そのうち4ゴールはセットプレーで奪われている。指揮官もそのことを問題視しており、「上位戦線に食い込んでいこうとするチームにしては、簡単に得点を許し過ぎている。注意が足りないと選手たちに話した」という。
攻撃陣も不調で、リーグ再開後の得点は今季新加入の呉屋大翔が挙げた2ゴールのみ。主力のオルンガ、江坂任らはノーゴールが続く。それでもネルシーニョ監督は「いまはそれぞれの選手がかつてのパフォーマンスを取り戻そうとしている。この先、彼らがしっかり調子を取り戻してくれると信じている」と、変わらぬ信頼を示した。
次節、18日の湘南ベルマーレ戦は、リーグ再開後初のホームでの有観客試合となる。「まだ満員のスタジアムで試合はできないが、日立台(三協フロンテア柏スタジアム)はこじんまりとしているので、満員にならなくても良い雰囲気になるのではないか」と期待を寄せるネルシーニョ監督。連敗脱出に向け、「細部にこだわって準備したい」と語った。