J1で唯一の開幕3連勝を飾り、現在首位に立つセレッソ大阪は11日、明日の名古屋グランパスに向けて非公開練習を行なった。トレーニング終了後、スペイン人指揮官のロティーナ監督がオンラインで取材に応じ、現在のチーム状態などを語った。
上写真=オンラインで取材に応じたロティーナ監督(写真◎スクリーンショット)
重要なのは目の前の試合
リーグ再開初戦となった先週末のJ1第2節・ガンバ大阪との“大阪ダービー”を制し、8日の第3節・清水エスパルス戦も2-0で勝利。J1で唯一の開幕3連勝を飾り、首位に立っている。だが、ロティーナ監督に油断はない。「3連勝できたのはいいことだが、今の順位表に意味はない。重要なのは目の前の試合」と気を引き締める。
明日ホームで行なわれる第4節の相手は名古屋グランパス。昨季の公式戦では4度対戦し、2勝1分1敗と勝ち越している。マッシモ・フィッカデンティ監督が名古屋を率いるようになってからは今回が初対戦だが、指揮官は「選手は去年とあまり変わっていないので、大きな変化はない」と見ている。前節から中3日での開催のため「分析にかける時間、トレーニングの時間も限られる。違和感のある選手もいるが、できるだけ100%の状態で明日を迎えられることを望んでいる」と、清水戦後はコンディション回復に努めてきたという。
また、明日の名古屋戦から有観客試合として開催されることについて、「サポーターがとても恋しかった。今節来れる方は楽しんでもらいたい」とロティーナ監督。続けて「今節来れない方も、いずれ問題が解決し、望む人全員がスタジアムに来れる日を待ち望んでいる。そのときに楽しんでもらえるようにトレーニングを続けたい」と話した。