日本トップリーグ連携機構(JTL)は15日、Webによる記者会見を開き、「無観客試合」に代わる新しい名称が「リモートマッチ」に決まったことを発表。9,156件の応募案を、JTLに参加するリーグの関係者が検討し、決定した。

略称はリモマ、観戦者はリモーター

 無観客試合は本来、懲罰があるケースなどで用いられる言葉であり、名称としてネガティブなイメージがある。今回の「無観客」とは意味合いが異なるため、日本トップリーグ連携機構が、別の名称を募集するに至った。6月3日から9日までの1週間で9,156件の応募があり、JTL加盟のリーグの関係者が検討。今回、新名称を「リモートマッチ」とすることに決まった。

 JTLの川淵三郎会長は慎重に協議し、新名称が決まったことを強調。1週間で多くの応募があったことについて、スポーツファンに感謝した。
 
 この「リモートマッチ」という名称には、物理的に距離が離れていても、選手とファンがつながっているという意味が込められている。昨今の状況により「リモート」という言葉そのものが社会に浸透していることも決定のポイントになった。

 なお、サッカー以外の競技では試合を「ゲーム」と呼ぶこともあるため、「リモートゲーム」という言い方での活用もあるとしている。また、「リモマ」という略称や、サッカーのサポーターにあたる名称として、リモートで応援するファンのことを「リモーター」と呼ぶことも合わせて発表された。


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