上写真=オンラインで取材に応じる西川潤(写真◎スクリーンショット)
今の方が貢献できる
西川潤は活動自粛中、寮から実家に戻って過ごしていたという。ただし、ステイホームしていただけではない。ユース年代から将来を嘱望されてきたフットボーラー。監督・スタッフから送られる映像で戦術理解を深め、多くの試合を動画で見て、イメージを膨らませていた。再開後に、進化した自分を見せるために。
「今の方がチームに貢献できると思います」
自粛前と現在を比べての話。家でできる範囲のトレーニングも欠かさなかった。
リーグ再開後、今季は前例のない過密日程になることが予想されている。文字通りの総力戦で臨まなければならないだろう。必然的に、若く、定位置取りを目指す選手たち、ルーキーの西川にもコンスタントにチャンスが訪れるはずだ。
「よりチャンスの幅が広がると思いますし、よりいい準備をしていきたいなと思います」
むろん、ただ試合に出るだけで満足するわけもない。出て、活躍し、勝利に貢献すること。目指すべき場所は、もっと高みだろう。
「自分は関東出身ですけど、ダービーはすごく白熱する印象を持っていますし、絶対に負けてはいけない試合だと思います。(自分が)試合に出たら、そういう意識をもって臨みたい」
一部で報道されている通り、再開初戦が大阪ダービーだったら、と問われて答えた。そこで存在感を示すことができれば、さらなる飛躍のきっかけになるかもしれない。
今季の目標について、数字こそ口にしなかったものの、ゴールとアシストという目に見える結果を残したいと話した。サクラの49番、西川潤。再開のJリーグで、輝く明星となれるかーー。