1993年にスタートしたJリーグでは、様々な特徴を持つストライカーがゴールを奪い、得点王に輝いてきた。Jリーグ得点王の活躍を振り返る連載の第26回は、日本での豊富なキャリアを誇るレアンドロを取り上げる。
日本の6クラブでプレー
15年に続いて2ステージ制で争われた16年、レアンドロは1stステージ第2節でシーズン初得点を挙げると、5節までに3得点を記録。同胞のFWペドロ・ジュニオールやFW渡邉千真との連係で攻撃陣を引っ張る活躍を見せた。
1stステージで15試合出場・8得点を記録した後、2ndステージでは勢いを増した。第1節から2試合連続の計3得点、第11節からは4試合連続の計6得点。スピードや技術に加えてチャンスを確実に決めるシュートの正確性も光り、最終的に2ndステージは16試合出場・11得点、通算31試合出場・19得点で、33試合出場・19得点のピーター・ウタカ(サンフレッチェ広島)と並んで得点王に輝いた。
初めてJリーグでプレーしてから11年目にしてつかんだ、神戸所属選手としても初の得点王だった。その後、18年途中に東京ヴェルディに移籍し、開幕前に35歳となった今季も2月のJ2リーグ開幕戦にフル出場。日本で6クラブ目のプレーとなり、息の長い活躍を見せている。