Jリーグが5月14日、すべての公式戦の再開に向けて、「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン案」を策定した。これは、染拡大を防ぎ、公式戦再開時の試合運営を円滑に行なうために定めたもの。Jリーグに関わるすべての人が守るべき基準になる。
6つのプロトコル
このガイドラインは、感染を最大限防ぎながらJリーグを再開する目的で策定されている。国民や地域の活力に貢献し、クラブ、リーグの事業継続を実現するため、そして感染リスクを下げるために関係者が遵守すべき基準を示している。また、感染が生じてしまった場合の適切な処置についても示した。
ガイドラインには以下の6つのプロトコルで構成されている。(1)予防/発症時の相談、受診/感染時の対応、(2)情報開示、(3)サッカーのトレーニング[検討中]、(4)チームの移動、宿泊[検討中]、(5)無観客での試合開催[検討中]、(6)制限付きの試合開催[検討中]。
運用に関して(1)(2)は3月上旬から運用されており、(3)~(6)は現時点で検討中だが、Jリーグ理事会及び実行委員会の承認を経て正式に制定される。また、制定前には日本プロ野球機構(NPB)、Jリーグの専門家チームと地域アドバイザー、JFA技術委員会、医学委員会ならびに、ステークホルダーとも事前協議することになっている。
なお、これらガイドラインの詳細についてはJリーグの公式HPでも確認できる。