J1のガンバ大阪は14日、代表取締役社長・山内隆司氏が退任し、取締役副社長・小野忠史氏が新たに代表取締役社長に就任することを発表した。また強化アカデミー担当参与・和田昌裕氏が取締役に就任することも決まった。
上写真=2016年から代表取締役社長を務めた山内氏(写真◎J.LEAGUE)
タイトル奪還を目指す
代表取締役社長を退任する山内氏は、市立吹田サッカースタジアム(現・パナソニックスタジアム吹田)が完成した2016年に同職に就任。「大きく経営基盤が変わった中、無我夢中の4年間でありました」と在任期間を振り返り、「後任の小野をリーダーに必ずや『常勝ガンバ大阪』を復活させて参りますので、引き続きの熱き応援宜しくお願い申し上げます」と、クラブを通じてコメントを発表した。
新たに代表取締役社長に就任した小野氏は、「ガンバ大阪の理念にある『サッカーを通じて、社会に夢と感動を創造する』を全力で精進して参ります。“人とのつながり”を大切に、クラブを支えて頂く全てのステイクホルダー(ファン・サポーター、自治体、パートナーの方々など)への『感謝の思い』を胸に、5年間遠ざかっているタイトル奪還を目指します」と決意を語った。
小野氏は1961年生まれで、大阪府河内長野市出身。1984年4月に松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)に入社し、同年11月から同社の体育委員会野球部に所属。その後はグループ企業の松下電子部品株式会社、オートモーティブシステムズ社での勤務を経て、2019年4月からガンバ大阪の取締役副社長を務めていた。