上写真=すでに練習に参加し、持ち味を示している藤井(写真◎石倉利英)
スピードは特別(城福浩監督)
すでに2021年シーズンに広島に入団することが内定している立命館大のMF藤井智也が、2020年シーズンのJFA・Jリーグ特別指定選手として承認された。Jリーグでプレーする機会が訪れるかもしれない。
昨季の関西学生リーグでアシストを重ね、アシスト王に輝くとともにベスト11にも選出された韋駄天だ。その才能は高く評価されており、広島の城福浩監督も大きな期待を寄せている。特別指定の承認が下りる前の段階ながら、12日の練習後にはこんなコメントを残していた。
「(藤井が強化指定選手になることを)前提にチームづくりをしている。もちろん何かを約束されたわけではないけれど、もう試合に絡んでいくという強い思いでやってくれている。お客さんではないし、選手の一人として、選択肢に入ってくるようにアプローチしたい。
去年、そのプレーを見たときから、スピードは特別なものがあると認識していた。それをどう生かせるかについては彼自身の努力も、チームの努力も必要で、どれくらい時間がかかるのか分からなかったけれど、キャンプではみんなの協力もあり、特徴もはっきりしているので、思いのほか早く特長を出せていると思う」
他を圧倒するスピードは、プロの世界でも十分に通用するもの。戦力として指揮官も計算に入れていると明言した。
広島に加わった新たなサイドアタッカー。本人も臆することなく、その力でチームを活性化させると誓っている。
■藤井智也(ふじい・ともや)
■所属:立命館大学(現在3年)
■ポジション:MF
■身長/体重:173cm/65kg
■生年月日:1998年12月4日
■血液型:B型
■出身地:岐阜県岐阜市
■主な経歴:長良高→立命館大