清水エスパルスは31日、ムアントン・ユナイテッド(タイ)からFWティーラシン・デーンダーを完全移籍で獲得したことを発表した。同選手は2018年にサンフレッチェ広島でプレーし、タイ国籍選手としてJリーグ初得点を決めている。
上写真=清水への加入が決まったタイ代表のティーラシン(写真◎GettyImages)
背番号は23番に決定
『タイの英雄』が2年ぶりにJリーグへ復帰することが決まった。現在31歳のティーラシンは2007年からタイ代表として活躍し、通算106試合47得点を記録しているストライカー。2018年にはムアントンUからの期限付き移籍で広島に加入し、開幕戦でタイ国籍選手のJリーグ史上初得点となる決勝ゴールを決めるなど、J1で32試合に出場し6得点を記録したが、シーズン終了後に契約満了となり、昨季からムアントンUに復帰していた。
今月に入り、清水が獲得に動いていることを母国タイのメディアが伝え、大熊清ゼネラルマネジャーとティーラシンの写真が撮影されるなど、正式発表まで妙読み段階とみられていた。この度、完全移籍が決まったティーラシンは、クラブを通じて「サワディカップ(こんにちは)。ムアントン・ユナイテッドFCから移籍してきましたティーラシン・デーンダーです。今シーズンから清水エスパルスの一員になれて嬉しく思います。静岡は富士山が目の前にあり、感動しました。2018年にエスパルスと対戦した時に、とてもサポーターが熱いチームだと思いました。チームのために頑張りますので、熱い応援よろしくお願いします!」とコメント。なお背番号は、昨季途中まで北川航也(現ラピード・ウィーン)が背負っていた23番に決まった。