1月19日、清水エスパルスが名古屋グランパスより金井貢史が完全移籍で加入すると発表した。金井は昨季途中、8月からは期限付きで移籍でサガン鳥栖に加わりプレー。今オフ名古屋に復帰したが、移籍が成立した。

上写真=昨季後半は鳥栖でプレーし残留に貢献した金井。エスパルスでの背番号は15に決まった(写真◎J.LEAGUE)

監督のサッカーをしっかり体現する

 右利きながら、両サイドバックでプレーできるほか、守備の万能性を備え、2020年シーズンでプロキャリア13年目を迎える。プレーしたクラブ数も、横浜F・マリノスをスタートにサガン鳥栖、ジェフユナイテッド千葉、名古屋グランパスと多く、2018年シーズンは名古屋の残留に貢献し、昨季は鳥栖の残留に注力。タフな戦いを経験してきた。

 新シーズンは、その豊富な経験と万能性を武器に、2018年途中まで横浜FMでコーチと選手の関係で戦っていたピーター・クラモフスキー監督の下でプレーすることになった。

「このようなタイミングで移籍することにより、色々な方のご協力に感謝しております。エスパルスのため、監督の目指すサッカーをしっかりと体現できるよう日々精進し、頑張っていきたいと思います。皆様には"貢史"と呼んでいただけると嬉しいです! よろしくお願いします!」

 昨季、12位でフィニッシュした清水だが、J2チームとの参入プレーオフ決定戦に回る16位とは勝ち点3差だった。2020年シーズンは新監督の下、チームの再構築を目指すことになる。指揮官が意図するサッカーの浸透速度がチーム再生の重要なカギになるだろう。その中で、クラモフスキー監督の指導を受けたことがある金井の果たす役割は大きい。新戦力とはいえ、その存在は重要だ。

 ここ2シーズンは、開幕から定位置を確保することはできていない。今年で30歳。キャリアはまだまだこれからだ。DFながら昨季終盤に『復活した』神出鬼没のゴールゲッターぶりにも期待がかかる。

 心機一転を図ったサイドバックの2020年シーズンが、清水で始まる――。


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