第101回全国高校サッカー選手権大会の1回戦、日本文理(新潟)対立正大淞南(島根)が12月29日に味の素フィールド西が丘で行なわれた。開始わずか14秒で先制した日本文理に対し、立正大淞南も後半に一度は追いついたが、日本文理が終盤に突き放し、5年前の1回戦の再戦で再び勝利を収めた。
上写真=日本文理(青)が立正大淞南に競り勝ち、2回戦に駒を進めた(写真◎井出秀人)
■2022年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦(@東京・西が丘)
日本文理 2-1 立正大淞南
得点者:(日)杉本晴生2
(立)香西銀二郎
杉本が2得点の活躍
日本文理は試合開始直後のキックオフから攻め込むと、エリア内でうまく前を向いたFW杉本晴生が左足で蹴り込み、開始わずか14秒で先制点を奪った(公式記録の得点時間は1分)。だが後半は立正大淞南が押し気味に進め、57分にMFダ・シルバ・イゴル・ヤンのパスをFW香西銀二郎が決めて追いついた。しかし日本文理は終盤に入った74分、左からのセンタリングをFW杉本が鮮やかなヘッドで決めて勝ち越し。そのまま勝利を飾り、2017年度大会に選手権初出場でベスト8に進出したとき、1回戦で破った立正大淞南との再戦を制して勝ち上がった。