1月3日、千葉・フクダ電子アリーナで全国高校サッカー選手権2021の準々決勝、静岡学園(静岡)対関東第一(東京B)が行なわれた。キックオフから終始、静岡学園が圧倒し続けたが、終了間際に追いついた関東第一がPK戦で勝って、初のベスト4入りを決めた。

上写真=GK笠島李月が1失点に抑え、PK戦でも1人ストップして4強の立役者へ(写真◎福地和男)

■2022年1月4日 全国高校サッカー選手権準々決勝(@千葉・フクアリ)
静岡学園 1-1(PK3-4) 関東第一
得点:(静)小泉龍之介
   (関)坂井航太

静岡学園はシュート18本も勝てず…

 キックオフから予想の通りの展開になった。静岡学園が圧倒的にボールを支配して、攻めに攻めた。先制は60分。左サイドを野村海翔が抜け出してクロス、交代で入ったばかりの持山匡佑がファーでヘッドで折り返すと、小泉龍之介が強烈に蹴り込んでようやくリードした。しかし、アディショナルタイムに入る直前の80分に関東第一が起死回生。ロングキックで左のオープンスペースに抜け出した日下空が逆サイドへ送り、最後は坂井航太がスライディングで流し込んで土壇場で同点に追いついた。

 PK戦では静岡学園の2人目をGK笠島李月がストップするなど、関東第一が4-3で上回り、初のベスト4へ。開幕戦を戦った国立競技場へと「帰還」した。


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