12月29日、第100回全国高校サッカー選手権1回戦が各地で行なわれた。熊谷スポーツ文化公園陸上競技場では、秋田県代表の秋田商と福岡県代表の東福岡が対戦。前半30分に楢崎海碧が決めた1点が勝負を分け、東福岡が伝統校対決を制した。
上写真＝前半30分に決勝点となるゴールを決めた東福岡の楢崎海碧（写真◎古賀恒雄）
■2021年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦（@埼玉・熊谷）
秋田商 0-1 東福岡
得点者:（東）楢崎海碧
持ち味を出し合う好ゲーム
46回の出場を誇り、過去に2度優勝している秋田商と22回目の出場で過去に3度、選手権を制している東福岡の伝統校対決。試合開始直後から互いに積極性を示し、パスを巧みにつないでゴールを目指す中、先制点は前半30分に生まれた。左サイドを攻略した東福岡は、大渕来珠を経由してさらにボックス内の楢崎海碧へパスを通す。鋭い反転で守備者の間合いを外し、シュートを放ち、先制に成功した。その後、秋田商も卓越した技術とハードワークを武器にゴールを目指したが、東福岡も集中力を切らさずプレー。最後まで互いに攻め合い、守り合う好勝負はそのまま1-0で決着、東福岡がネクストステージへ進んだ。
