第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が1月4日に行なわれ、静岡学園(静岡)と東福岡(福岡)が対戦した。前半から静岡学園が多くのチャンスを作ったが、東福岡は粘り強い守備で耐え、0-0のままPK戦に突入。東福岡が競り勝ち、9年ぶりの準決勝進出を果たした。
上写真=東福岡(赤)が粘り強い守りで無失点に抑え、PK戦を制して勝ち上がった(写真◎小山真司)
■2025年1月4日 全国高校サッカー選手権準々決勝(@神奈川・等々力)
静岡学園 0-0(PK5-4) 東福岡
最後までスコア動かずPK戦決着
ていねいにパスをつないで攻め崩そうとする静岡学園に対し、東福岡は伝統のサイド攻撃でゴールを目指すが、なかなか良い形が作れない。後半に入ると静岡学園が押し込む時間帯が増え、個人技やコンビネーションを駆使して攻略を目指すが、東福岡の堅守を崩すことができず。結局、前後半80分でスコアは動かず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。
先攻の静岡学園は4人目が失敗したが、後攻の東福岡も決めれば勝利の5人目が失敗してしまう。しかし直後の6人目で静岡学園が失敗し、最後は東福岡の6人目が決めて決着がついた。東福岡は3回目の選手権制覇を果たした2015年度以来となるベスト4進出で、1月11日の準決勝で前橋育英(群馬)と対戦する。