第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が1月4日に行なわれ、前橋育英(群馬)と堀越(東京A)が対戦した。お互いに一歩も譲らぬ競り合いが続いたが、後半に前橋育英が先制点。これが決勝ゴールとなり、初優勝した2017年度以来となる準決勝進出を決めた。

上写真=決勝ゴールを決めた前橋育英のオノノジュ慶吏(8番)。前橋育英は7年ぶりのベスト4進出となった(写真◎高野徹)

■2025年1月4日 全国高校サッカー選手権準々決勝(@千葉・フクアリ)
前橋育英 1-0 堀越
 得点者=(前)オノノジュ慶吏

シュートのはね返りを蹴り込む

 前半から多くのチャンスを作ったのは前橋育英だったが、24分の黒沢佑晟のシュートはわずかに左へ。25分には左サイドを崩して佐藤耕太がシュートを放ったが、堀越GK佐藤晴翔が好セーブで防ぎ、両チーム得点のないまま前半を終えた。

 佐藤は50分にも前橋育英の久保遥夢のヘディングシュートを見事なセーブで防ぐなど、相手の攻撃に立ちはだかっていたが、55分に前橋育英がゴールをこじ開ける。ショートパスをつないで中央を突破し、エリア内からの黒沢のシュートはクロスバーに当たったが、はね返りをオノノジュ慶吏が蹴り込んだ。

 その後は堀越にもセットプレーから惜しいシュートを放つ場面があり、終盤はロングスローも交えてゴールに迫ったが、前橋育英の堅いディフェンスは最後まで崩れず。そのまま1-0で逃げ切り、選手権初制覇を果たした2017年度以来となる準決勝進出を決めた。


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