第103回全国高校サッカー選手権大会の3回戦が1月2日に行なわれ、流通経済大柏(千葉)と大津(熊本)が対戦した。ともにプロ内定選手を擁する優勝候補同士の一戦は、2-1で流通経済大柏が勝利。今年度の高円宮杯プレミアリーグ王者の大津は3回戦で姿を消した。

上写真=1ゴール1アシストを記録した流通経済大柏の山野春太(写真◎福地和男)

■2025年1月2日 全国高校サッカー選手権3回戦(@千葉・フクアリ)
流通経済大柏 2-1 大津
 得点者:(流)山野春太、粕谷悠
     (大)五嶋夏生

優勝候補同士のハイレベルな戦い

 流通経済大柏が立ち上がりから積極的に仕掛け、36分に均衡を破る。富樫龍暉のロングフィードに山野春太が抜け出し、思い切り良く右足を振り抜いた。山野は2回戦・佐賀東戦に続き、2試合連続で先制点をマーク。流通経済大柏が1点をリードして前半を折り返した。

 後半は大津が攻勢を強め、54分にCKからキャプテンの五嶋夏生が押し込み、試合を振り出しに戻す。その後は一進一退の展開となり、徐々に緊迫感が高まる中、勝負を決める2点目を奪ったのは流通経済大柏だった。68分、山野が頭で落としたボールを粕谷悠が右足で蹴り込み、勝ち越しに成功。今年度のプレミア王者・大津を下し、準優勝した2018年度以来となるベスト8進出を決めた。


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