第103回全国高校サッカー選手権大会の3回戦が1月2日に行なわれ、帝京大可児(岐阜)と前橋育英(群馬)が対戦した。帝京大可児は2点のビハインドを追いついたがGKが一発退場となり、後半に勝ち越し点を奪った前橋育英が2大会ぶりに8強進出を決めた。

上写真=ケガから復帰した前橋育英のオノノジュ慶吏が2ゴールの活躍で勝利に貢献した(写真◎小山真司)

■2025年1月2日 全国高校サッカー選手権3回戦(@東京・駒沢)
帝京大可児 2-3 前橋育英
 得点者:(帝)明石望来、加藤隆成
     (前)オノノジュ慶吏2、中村太一

帝京大可児GKが『DOGSO』で退場

 立ち上がりの6分、8分にオノノジュ慶吏が連続ゴールを挙げ、前橋育英が早々に2点のリードを奪う。対する帝京大可児も16分に明石望来、27分に加藤隆成がネットを揺らし、前半のうちに同点に追いついた。しかし33分、帝京大可児のGK水野稜がペナルティーエリア外で相手選手を倒してしまい、『DOGSO(決定的な得点の機会の阻止)』で一発退場。帝京大可児は残り時間を10人で戦うこととなった。

 後半は前橋育英が一方的に攻め立てるも、緊急出場した帝京大可児のGK緒方琉太がビッグセーブを連発し、追加点を許さない。だが、このままPK戦に突入するかと思われた76分、前橋育英の中村太一が鋭いターンから右足シュートを流し込み、待望の勝ち越し点を奪取。前橋育英が粘る帝京大可児を振り切り、2大会ぶりとなるベスト8へ進出した。


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