第103回全国高校サッカー選手権大会が12月28日に開幕し、31日には2回戦で東福岡(福岡)と正智深谷(埼玉)が対戦した。前半を0-0で折り返すと、東福岡が58分に先制し、正智深谷の攻撃を跳ね返してアディショナルタイムに追加点。2-0で勝利を収めて3回戦に駒を進めた。
上写真=東福岡は後半に2ゴールを挙げて突き放した(写真◎桜井ひとし)
■2024年12月31日 全国高校サッカー選手権2回戦(@埼玉・駒場)
東福岡 2-0 正智深谷
得点者:(東)稗田幹男、新貝颯大
アディショナルタイムに追加点
前半は0-0とどちらも一歩も譲らない緊迫の展開。スコアを先に動かしたのは東福岡の方だった。
58分(40分ハーフ)、右サイドから中央を経由してパスをつないで左へ展開、そこから再び中央に戻してから崩して、神渡寿一のラストパスを、右からゴール前に進入していた稗田幹男が左足でワンタッチシュート。ゴール左のコースへとていねいに流し込んで、ついに均衡を破った。
地元の正智深谷は同点に追いつこうとさらに攻撃のギアを上げていく。しかしアディショナルタイムに、その逆を突く形で東福岡が待望の追加点を決めた。80+4分、齊藤琉稀空の中央からの縦パスでDFとうまく入れ替わって抜け出した新貝颯大が、GKを左にかわして左足で流し込み、2点差としたこの直後に終了のホイッスルが鳴った。