7月末から福島県で開催されるインターハイ(全国高校総体)男子サッカー競技の都道府県予選が各地で行なわれている。すでに代表校が決まった県もある中、島根県予選は5月24日に1回戦を実施。11チームが初戦を突破し、25日の2回戦に駒を進めている。

上写真=松江北高-出雲商高・出雲農林高は延長後半終了間際、CKから松江北FW山本有真(エンジ)がヘッドで決めて先制。直後に試合終了となり、劇的な結末となった(写真◎石倉利英)

シード校は2回戦から登場

 1回戦は快晴に恵まれた松江市内各地のグラウンドで行なわれた。松江東高グラウンドでの松江北高-出雲商高・出雲農林高(合同チーム)は、35分ハーフの前後半を終えて両チーム得点なく、10分ハーフの延長へ突入する。ここでもスコアは動かず、PK戦突入かと思われたが、松江北が延長後半終了間際、CKからFW山本有真がヘディングシュートを決めて先制。再開のキックオフは行なわれずに試合終了となる、まさにラストプレーで松江北が劇的な勝利を収めた。

 松江工高-益田高は、一進一退の攻防から後半に1点を挙げた松江工が1-0で勝利。松江東高-大田高は松江東が押し気味に進めながらも、大田が粘りの守備で対抗したが、後半に2得点を奪った松江東が2-0で競り勝った。

 このほか松江農林高、出雲工高、出雲高、平田高、益田翔陽高、明誠高、松江商高、松江南高が勝ち、計11チームが1回戦を突破した。25日は大社高、益田東高、立正大淞南高、開星高のシード4校が登場する2回戦を実施し、ベスト8が出そろう。翌週は益田市に会場を移し、5月30日の準々決勝、31日の準決勝を経て、決勝は6月1日13時から益田市の県立サッカー場で行なわれる。

取材・写真◎石倉利英


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