8月21日にインターハイ(全国高校総体)男子の準決勝が行なわれ、米子北高と青森山田高が勝ち上がった。米子北は初優勝&初の全国タイトル、青森山田は16年ぶり2回目の優勝を懸けて、22日の決勝で激突する。

上写真=試合終了直前の決勝点で勝利を決め、喜びを爆発させる米子北の選手たち(写真◎石倉利英)

米子北は試合終了直前に決勝点

 8月14日から福井県各地で開催されているインターハイ男子は、21日に準決勝が行なわれた。三国運動公園陸上競技場では、星稜高(石川)と米子北高(鳥取)が激突。立ち上がりから主導権を握った米子北が、8分(35分ハーフ)にDF渡部颯斗のゴールで先制すると、10分にはFW片山颯人が追加点を奪い、いきなり2点のリードを奪った。
 
 だが米子北が後半にかけて何度か3点目のチャンスを逃すと、終盤に星稜が反撃。60分にMF岡田伯斗が決めて1点差に詰め寄ると、後半アディショナルタイムの70+3分にはMF前出悠杜が決め、土壇場で同点とした。
 
 しかし、PK戦突入と思われた70+5分、米子北はMF牧野零央がエリア内左サイドから右足を振り抜くと、ボールはニアサイドのポストに当たり、内側にはね返ってゴールイン。劇的な決勝点で3-2として競り勝った。
 
 日東シンコースタジアム丸岡サッカー場では、青森山田高(青森)と静岡学園高(静岡)が対戦した。準々決勝までの4試合で24得点・2失点という圧巻の戦績で勝ち上がってきた青森山田が、この日も立ち上がりから主導権を握り、14分にMF松木玖生が決めて先制。前半終了間際にもFW名須川真光が決め、2-0として前半を終えた。さらに後半も松木とMF小原由敬が加点。守っても相手のシュートをゼロに抑え、4-0で完勝している。
 
 決勝は22日10時30分から、テクノポート福井総合公園スタジアムで行なわれる。米子北は2009年大会決勝で前橋育英高(群馬)に敗れており、12年ぶりの決勝進出で初優勝と初の全国タイトルを狙う。一方の青森山田は2005年以来、16年ぶり2回目の優勝を目指す。


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