1月の高校選手権を終え、すでに新チームが始動している高校サッカーは、各地で1、2年生による新人戦が行なわれている。島根では2月11日に準々決勝が行なわれ、ベスト4が出そろった。
上写真=松江東高(水色)は松江高専を下し、4年ぶりのベスト4進出(写真◎石倉利英)
立正大淞南と大社は順当勝ち
1、2年生による新チームの試金石となる新人戦(新人大会)。島根県では2月5日から新人大会が始まり、11日に準々決勝が行なわれた。
この試合に勝つと12日の準決勝の結果にかかわらず、13日に決勝もしくは3位決定戦を戦うことができる。島根ではインターハイ予選、選手権予選ともトーナメントで争われており、負ければ終わりの公式戦をあと2試合、経験できるかどうかは、今後のチームづくりを見据えても大きな意味を持つ。上位3チームは3月に広島で開催される中国新人大会への出場権を得て、さらに貴重な経験を積めるとあって、各チームにとって重要な一戦となった。
昨年に続く連覇を狙う立正大淞南高は松江南高と対戦し、6-2で勝利。1月の高校選手権に出場し、2年ぶりの優勝を目指す大社高は松江工高に9-0で大勝し、それぞれ順当に勝ち上がった。松江東高は松江高専を3-0で下して4年ぶりの、明誠高は開星高を3-0で下して3年連続のベスト4進出を決めている。
準決勝は大社高-松江東高、立正大淞南高-明誠高の顔合わせで12日に行なわれ、13日に決勝と3位決定戦が行なわれる。全4チームが3連戦となるだけに、試合までの回復を含めたコンディショニングや走力もポイントになりそうだ。
なお10日は女子の決勝も行なわれた。県内の登録2チームによる争いで、松江商高が明誠高を4-0で下している。
取材・写真◎石倉利英