上写真=尚志の染野(9番)は2試合連続ゴールを記録
写真◎小山真司
■2019年1月5日 全国高校サッカー選手権準々決勝(神奈川・等々力)
尚志(福島) 1-0 帝京長岡(新潟)
得点者=(尚)染野唯月
2年生エースが決勝弾
7大会ぶりの4強入りを目指す尚志と、初の準決勝進出を狙う帝京長岡がぶつかった試合。尚志は染野唯月と二瓶由嵩の2トップが相手の背後を狙う素早い攻撃を展開し、対する帝京長岡はショートパスを軸にポゼッション率を高めながら得点を狙った。スコアが動いたのは前半の22分。帝京長岡のCB小泉善人のパスを尚志のFW二瓶がカットし、二瓶からのスルーパスを受けた2年生の染野がきっちりとゴールに流し込んだ。
先制点を奪ったあとは、キャプテンの大川健を中心に自陣で守備を固めた尚志。後半は帝京長岡が一方的に攻め続けたが、相手ペナルティーエリアまで侵入しても崩し切れず、CB長渡彗汰が放ったミドルシュートはクロスバーに直撃するなど、運にも見放された。我慢強く戦った尚志がそのままリードを守り切り、第90回大会以来となるベスト4進出を達成。尚志を率いる仲村浩二監督は、「あまり良い試合ではなかったかもしれないけど、勝ちにこだわることができた」と胸を張り、埼玉スタジアムの舞台に到達した選手たちを称えた。