上写真=今大会注目DFの流通経済大柏・関川
写真◎サッカーマガジン

 12月30日に、東京・駒沢陸上競技場で開幕する第97回全国高校サッカー選手権大会。今大会での活躍が期待される注目選手をポジションごとに紹介する。今回は多くのJクラブ加入内定者がいるDF編。

赤い彗星の翼を担う異色のサイドバックにも注目!

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 なんといっても最大の注目株は、アジア王者・鹿島への加入が内定している流通経済大柏(千葉)の関川郁万(3年)だろう。打点の高いヘディングと1対1の強さを兼ね備えるセンターバックだ。昨年度は決勝で涙をのんだチームを、今年度は主将としてけん引。強豪校ひしめく千葉県予選を勝ち抜き、全国の頂点を狙う。

 関川の他にも、プロクラブへの加入が決まっている逸材が多い。湘南への加入が内定している大津(熊本)の福島隼斗(3年)は、守備能力のみならず、正確無比な長短のパスも持ち味とする“攻撃的センターバック”。2年生だった昨年度から主将を務めており、そのキャプテンシーも抜群だ。

 四日市中央工(三重)の最終ラインを支える山本龍平(3年)は、来季から松本でプレーする。左足のキックと、カバーリングなどの守備能力の高さはこの世代屈指。また、長年にわたり同校を指揮してきた樋口士郎監督の最後の大会ということで、恩師の花道を飾るべく、山本ら選手たちの優勝への思いは強い。

 J2福岡に加入する青森山田(青森)の三國ケネディエブスは、192センチの長身を生かした空中戦で強さを見せる。相手のロングボールをはね返すだけでなく、セットプレーのチャンスではヘディングでゴールも狙う。FWでのプレー経験もあるだけに、その得点力も武器とする。

 また、サイドバックでは、FC東京に内定している東福岡(福岡)の中村拓海(3年)に注目したい。スプリント能力に加え、キック精度やポジショニングにも長けており、攻撃の起点ともなる異色の存在だ。


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