上写真=今大会注目FWの前橋育英・榎本(22番・写真は前回大会決勝のもの・後ろは流通経済大柏の関川郁万)
写真◎Getty Images

 12月30日に、東京・駒沢陸上競技場で開幕する第97回全国高校サッカー選手権大会。今大会での活躍が期待される注目選手をポジションごとに紹介する。まずは世代屈指のタレントがそろうFWから。

U-19日本代表に飛び級選出された桐光の2年生FWも初参戦

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 今大会で最も注目されるチームといえば、前回王者の前橋育英(群馬)だろう。優勝メンバーのほとんどが卒業しているものの、前年度決勝戦で決勝ゴール決めた榎本樹(当時2年、現3年)は健在。卒業後は、来季J1に昇格する松本への加入も内定しているだけに、チームと同様に、大会の目玉となる選手の一人だ。

 昨年度ベスト4で、今年度はプリンスリーグ関東でしのぎを削った矢板中央(栃木)。その最前線に君臨する大塚尋斗(3年)も、得点ランク上位に名を連ねてくるかもしれない有望株だ。強靱なフィジカルと破壊力抜群のシュートを兼ね備える。フットサルのU-20日本代表にも選ばれており、技術力の高さも売りの一つだ。

 また、桐光学園(神奈川)の西川潤は、2年生ながら今大会のスター候補だろう。今年はU-16日本代表の10番を背負って来年のU-17ワールドカップ出場権を懸けたAFC・U-16選手権に参加し、アジア制覇の立役者となった。その後、U-19日本代表にも飛び級招集された逸材でもある。

 他には、プリンスリーグ北海道の得点王となった旭川実の西村歩夢(3年)、12月の高円宮杯プレミアリーグプレーオフでチームを来季のプレミアリーグ参入へと導く決勝点を挙げた尚志(福島)の染野唯月(2年)、昨年度準優勝の名門・流通経済大柏(千葉)で1年生ながら主力として活躍する森山一斗、インターハイ得点王の富山一・小森飛絢(3年)にも注目したい。


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