天皇杯準決勝では神戸が清水に、鹿島が長崎にそれぞれ勝利し、決勝進出。2020年元日に新国立競技場で行なわれる一戦に駒を進めた。主要タイトル21冠目を狙う鹿島は、セルジーニョの先制点などで長崎に競り勝った。

上写真=先制ゴールを挙げた鹿島のセルジーニョ(写真◎Getty Images)

■2019年12月21日 天皇杯準決勝
鹿島 3-2 長崎
得点者:(鹿)セルジーニョ、オウンゴール、伊藤翔 (長)米田隼也、澤田崇

「決勝の舞台に立てることはとても喜ばしい」

 ここまでAFCチャンピオンズリーグ、J1リーグ、ルヴァンカップのタイトルを逃した鹿島。無冠でシーズンを終えることを避けるべく、2020年1月1日に新国立競技場で行なわれる天皇杯決勝進出を目指し、準決勝・長崎戦に臨んだ。

 立ち上がり4分に試合を動かした。MF三竿健斗が放ったシュートがFW伊藤翔に当たり、そのこぼれ球を拾ったMFセルジーニョが右足でゴールネットを揺らした。

「(ボールが)こぼれてきたところで、自分がうまくシュートを決めることができた。試合の立ち上がりに得点できて良かったと思います」(セルジーニョ)

 さらに、23分にはMFレオ・シルバの蹴ったFKが相手選手のオウンゴールを誘発。リードを2点に広げた。

 しかし、「非常に難しい試合になることは、みんな分かっていた」とセルジーニョが話すように、ここから長崎の反撃に遭う。37分には長崎のMF米田隼也に1点を返される。

 後半に入り、73分にはDF永木亮太のCKからDFブエノがヘディングシュートを放ち、最後はFW伊藤翔に当たって得点が決まり、再びリードを広げるも、そのわずか3分後にFW呉屋大翔のシュートがクロスバーに跳ね返されたこぼれ球をMF澤田崇に決められ、またも1点差に迫られる。

「リードしたところで自分たちがドタバタしてしまい、相手にチャンスを与えてしまった。こういう試合でも自分たちの守備を徹底しなければいけない」と、センターバックのブエノは反省した。

 ただ、その後は1点差を守り切って、3-2で試合終了。鹿島が、先に試合を終えた神戸の待つ決勝へと駒を進めた。

「チームとしての献身性の部分、お互いを助け合う気持ちでプレーしようとずっと言っていたので、それが決勝に導いてくれたのではないかなと思っています。(タイトル獲得へ)しっかりと準備しているし、自信も持っている。あとは結果を出すために、自分たちがどう表現するか。決勝の舞台に立てること、そういうチャンスがチームとしてあることは、とても喜ばしいこと」(セルジーニョ)

 元日の晴れ舞台で鹿島に21冠目をもたらすべく、ブラジル人アタッカーはシーズン最後の一戦でもゴールを狙い続ける。

取材◎小林康幸

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