5月3日(現地)のAFCチャンピオンズリーグエリート決勝で、川崎フロンターレはアル・アハリ(サウジアラビア)に0-2で敗れて準優勝に終わった。佐々木旭は左右のサイドバックでプレーして奮闘したが、「その一瞬」を悔やんだ。
上写真=佐々木旭は左右のサイドバックでプレーしてゴールを目指した(写真◎J.LEAGUE)
■2025年5月3日(現地) ACLE決勝(@キング・アブドゥラー・スポーツシティ)
アル・アハリ 2-0 川崎F
得点:(ア)ガレーノ、フランク・ケシエ
「申し訳ない気持ちが大きい」
「自分のミスで失点してしまった」
佐々木旭は涙目のまま絞り出した。
35分、自陣右サイドでボールを持って切り返して相手をかわそうとしたところで引っ掛けられ、そのままつながれてガレーノにワールドクラスのミドルシュートを決められた。その一瞬を悔やんだ。
右サイドバックで先発し、三浦颯太が右ヒザを痛めて42分に交代、ファンウェルメスケルケン際が右サイドバックに入って佐々木は左サイドバックに回った。そのユーティリティー性がチームの危機を救ったし、後半には左サイドの高いポジションを取りながらマルシーニョとともに押し込んで、相手に脅威を与えた。
準決勝ではアル・ナスルのスーパースター、クリスチアーノ・ロナウドの絶好機を止めるなど、決勝進出の大きな力になってきた。だからこそ、ファイナルでの悔しさは大きい。
「またこの舞台に戻ってこられるように成長したいです」
「これだけ多くの方が応援してくれて期待してくれた分、すごい申し訳ない気持ちが大きいですけど、またここに戻ってきてリベンジできるようにまた頑張っていきたい」
いつかもう一度、この舞台に。
