上写真=前半20分に決勝点をスコアしたヤン・マテウス(写真◎Getty Images)
選手たちが一人ひとりが戦ってくれた(ホーランド監督)
開始20分、ヤン・マテウスが横浜F・マリノスの第1号となるゴールを刻んだ。縦パスを受けた植中朝日とアンデルソン・ロペスが絡んでボックス内に侵入すると、一度は相手にストップされたが、喜田拓也が回収し、永戸勝也がフォロー。
アンデルソン・ロペスが再びボールを引き取って左足でのヒールで流すと、最後はボックスすぐ外にいたヤン・マテウスが左足を一振り。見事な連続攻撃で横浜FMが先制を奪った。
その後はやや相手にペースを握られ、とくに後半は守備から攻撃の切り替えがうまくいかずに劣勢に立たされる場面も見られたが、最後のところで体を張って無失点をキープ。そのまま1−0で試合を終え、勝利を掴み取った。
横浜FMはミドルプレスをベースにしていたため、自陣に入ってくるまで相手にボールを持たれることにもなった。だが、せっかくボールを奪って攻撃に転じるフェーズで、プレーの精度を欠いた。スティーブ・ホーランド新監督も「とくに後半は自分たちが試合をコントロールできず、我慢しなければいけない時間もあった。簡単にボールを失った場面も見られ、苦しい時間が続いた」とトランジションを改善点に挙げている。
それでも「難しい試合」を勝ち切った意味は大きいだろう。「選手たちが一人ひとりが戦ってくれた。プレーシーズンもいい準備ができて、こういう難しい試合を勝ったことはクラブにとっていいことだし、順位も(東地区の)1位をキープできると思う」と結果に関しては、ホーランド監督もポジティブなコメントを残した。
この日の勝利で横浜FMは1試合を残してリーグステージの4位以内が確定。ラウンド16進出を決めた。J1開幕を3日後に控え、喜田が負傷交代したことは気がかりだが、新生F・マリノスは最初の一歩でその方向性を示したと言える。もちろん、チームが完成するには相応の時間が必要だろう。ただ、現段階においても選手は新指揮官の狙いを理解し、プレーしていたのは間違いない。