現地時間7月15日に行なわれた北中米ワールドカップ(W杯)の準決勝で、イングランドとアルゼンチンが対戦した。過去にW杯で激戦を繰り広げてきた因縁のある両者の決勝進出を懸けた激突は、どちらも決定機を作れない拮抗した展開が続き、後半にイングランドが先制するも、アルゼンチンも残り時間わずかとなったところで追いつく。さらに後半アディショナルタイムに逆転ゴールを奪い、劇的な勝利で決勝進出を果たした。

上写真=85分に同点ゴールを決めたフェルナンデスがゴールセレブレーション! さらに2点目を奪ったアルゼンチンがイングランドを下した(写真◎Getty Images)

■2026年7月15日 北中米ワールドカップ準決勝(アトランタ)
イングランド 1-2 アルゼンチン
得点=(イ)ゴードン
   (ア)フェルナンデス、ラウタロ・マルティネス

残り時間5分から猛反撃

 開始から球際の激しい攻防が続き、接触プレーのたびに両チームの小競り合いが起こる荒れ模様の展開に。試合が落ち着いてからも、どちらもなかなかゴール前まで近づけず、飲水タイムまではシュートがなかった。

 33分にイングランドは左からのFKをストーンズがヘッドで合わせたが、枠を捉えない。アルゼンチンは38分にフェルナンデスがミドルシュートで狙うも、わずかに外れ、どちらも得点を奪えず前半を終えた。

 後半立ち上がりの47分、アルゼンチンはエリア内右サイドに侵入したアルバレスが狙ったが、イングランドGKピックフォードがセーブ。直後にもアルバレスがシュートを放ち、前半は少なかったゴール前の攻防が見え始めた。

 その矢先の55分、イングランドが先制点を奪う。右サイドへのロングボールをアルゼンチンがクリア、ライスが拾って右サイドへつなぐと、ロジャーズのクロスをファーサイドから飛び込んだゴードンが右足で合わせてネットを揺らした。

 アルゼンチンは徐々に攻撃の圧力を強め、同点を目指して攻め込む。69分にはメッシが右からクロス、ゴール前中央でゴンサレスがヘッドで合わせたが、GKピックフォードが鋭い反応で防いだ。飲水タイム明けの76分にも右からのクロスを、今度はマク・アリステルがヘッドで合わせるも、左ポストに当たって決まらない。

 選手交代で逃げ切りを図るイングランドに対し、攻め続けるアルゼンチンは85分、フェルナンデスがミドルシュートを放つが、GKピックフォードがセーブ。だが、これで得たCKを短くつなぐと、メッシからのパスを受けたフェルナンデスが再びミドルシュート、今度はゴール左に決めて同点とした。

 さらにアルゼンチンは後半アディショナルタイムの90+2分、マク・アリステルのシュートは右ポストに当たるが、こぼれ球を拾ったメッシが突破から右足でクロスを上げると、ラウタロ・マルティネスがヘッドで合わせて2点目。残り5分から底力を発揮したアルゼンチンが劇的な逆転勝利を飾り、スペインとの決勝に駒を進めた。


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