上写真=勝ち点獲得まであと一歩のところで敗れた浦和。悔しい敗戦となった(写真◎Getty Images)
■2025年6月21日 GS2節・E組(@ルーメン・フィールド)
インテル 2−1 浦和
得点:(イ)ラウタロ・マルティネス、バレンティン・カルボーニ
(浦)渡邊凌磨
78分までリードも…CL準優勝チームの底力を痛感

鮮やかな攻撃から先制した渡邊凌磨(写真◎Getty Images)
前半11分、鮮やかなゴールが生まれた。右サイドで金子拓郎が果敢に仕掛けて突破。ボックス右からクロスを送ると、ゴール前に詰めていた渡邊凌磨が右足を一閃。シュートはダルミアンに当たり、GKゾマーが守るゴールの中へ吸い込まれた。
見事な攻撃で先制した浦和はその後、インテルの猛攻を耐える展開になった。ボールを支配され続けたが、4−4−2でブロックを敷き、粘り強い対応を見せた。
前半を耐え抜き、後半も集中した守備でインテルの攻撃を跳ね返し続けたが、78分。ついにインテルにゴールを許してしまう。相手の左CKの場面でバレッラの蹴ったボールを体勢を崩しながらもラウタロ・マルティネスにボレーシュートを決められた。
その後もインテルに攻められ続ける中、浦和は集中力高く対応していたが、後半アディショナルタイムに失点してしまう。ペタル・スチッチのシュートはブロックしたものの、そのこぼれ球をカルボーニに決められ、逆転負け。
先制に成功し、堅い守備でインテルの攻撃を封じ続けた浦和だったが、最後の最後にUEFAチャンピオンズリーグ準優勝チームの地力を見せつけられた。勝ち点獲得に迫る戦いを見せたものの、これで2連敗。グループステージ敗退が決まった。

CKから同点ゴールを決めたラウタロ・マルティネス(写真◎Getty Images)