FIFAクラブワールドカップ2025のグループステージ第1節が行われ、グループEのモンテレイ(メキシコ)とインテル・ミラノ(イタリア)が対戦した。モンテレイがセルヒオ・ラモスの豪快なヘッド先制するもインテルもラウタロ・マルティネスのゴールで前半のうちに追いつく。その後、スコアは動かず、試合は1−1のドローに終わった。
上写真=モンテレイのセルヒオ・ラモス主将とインテルのラウタロ・マルティネス主将(写真◎Getty Images)
■2025年6月17日 GS1節・F組(@ローズボウル)
モンテレイ 1−1 インテル
得点:(モ)セルヒオ・ラモス
(イ)ラウタロ・マルティネス
激しい一戦に勝者は生まれず
キャプテンマークを巻くモンテレイのCBがヘッドでゴールをこじ開けた。25分、右CKの場面で相手守備者よりも高く飛んだセルヒオ・ラモスが頭でボールをとらえ、ゴール右隅へねじ込む。モンテレイにとってはこれがファーストシュート。インテルの圧力を感じる中で。ワンチャンスをものにした。
インテルの同点ゴールは前半終了間際の42分だ。こちらもセットプレーだった。敵陣で得たFKの場面でクリスティアン・アスラニがライン裏に浮き球を送ると、カルロス・アウグストが右からダイレクトで折り返し、最後はラウタロ・マルティネスがプッシュ。インテルもキャプテンがネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。
後半もインテルがボールを保持する展開となるが、ラウタロ・マルティネスは訪れたチャンスに決めきれず。一方でモンテレイは同点のまま終盤を迎えるとリスク管理を徹底し、その上でカウンターに勝機を見いだしていく。
互いに譲らずアディショナルタイムまで戦い抜き、試合は1−1で終了。熱く激しい一戦に勝者は生まれず、ともに4日後の第2戦、モンテレイはリーベル戦、インテルは浦和レッズ戦で勝利を目指すことになった。
