第102回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が1月6日に行なわれ、市立船橋(千葉)と青森山田(青森)が国立競技場で対戦した。前半に武器のセットプレーで先制した青森山田に対し、市立船橋も試合終盤に同点ゴールを決め、1-1でPK戦に突入。GK鈴木将永が2本をセーブする活躍を見せた青森山田が競り勝って決勝進出を決め、4回目の優勝に王手をかけた。

上写真=市立船橋が終盤に同点ゴールを決めたが、青森山田がPK戦を制して決勝へ(写真◎小山真司)

■2024年1月6日 全国高校サッカー選手権 準決勝(@東京・国立競技場)
市立船橋 1-1(PK4-2)青森山田
 得点者:(市)久保原心優
     (青)小泉佳絃

PK戦では両GKがセーブ

 開始直後から青森山田が主導権を握り、ロングスローやCKでチャンスを作る。11分にはMF芝田玲の左CKをDF小泉佳絃が打点の高いヘッドで合わせて均衡を破った。その後もセットプレーなどで追加点を狙う青森山田に対し、市立船橋も徐々にゴールに迫る機会を増やし、後半に入るとボールを持つ時間を増やしていく。なかなか得点を奪えなかったが、79分に右サイドのスペースに飛び出してパスを受けたMF太田隼剛の折り返しを、FW久保原心優が蹴り込んで同点とした。そのまま1-1で前後半を終えてPK戦に突入し、青森山田GK鈴木が1人目を止めたのに対し、市立船橋GKギマラエス・ニコラスも4人目をセーブ。だが直後の後攻4人目を再びGK鈴木が止めた青森山田が競り勝ち、決勝進出を果たした。


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