第102回全国高校サッカー選手権大会の3回戦が1月2日に行なわれ、東京・駒沢陸上競技場では青森山田(青森)と初出場の広島国際学院(広島)が対戦した。前半12分に先制した青森山田は、後半に6ゴールを記録して7−0として、初出場の広島国際学院を圧倒。準々決勝進出を決めた。
上写真=ハットトリックで勝利に貢献した青森山田の米谷荘史(写真◎松田杏子)
■2024年1月2日 全国高校サッカー選手権 3回戦(@浦和駒場スタジアム)
青森山田 7-0 広島国際学院
得点者:(青)米谷壮史3、オウンゴール、津島巧、山下凱也、後藤礼智
後半一気の6得点!
青森山田のFW米谷壮史のゴールで試合の幕が開いた。左サイドから川原良介が入れた鋭いボールをボックス内で収めると、左足一閃。DFを背負っていたが、素早く足を振り抜くシュートで逆サイドのネットを揺らした。
追加点は後半早々だった。杉本英誉がボックス右から右足で放ったシュートは、広島国際学院のCB茂田颯平に止められるが跳ね返りが右サイドバックの藤井海地に当たり、そのままゴールイン。青森山田が2点をリードした。
広島国際学院も前半途中からペースをつかんだが、そこで得点できなかったのが痛かった。後半は攻撃力が全開となった青森山田の勢いに飲み込まれることになったからだ。
61分に米谷、62分に津島巧、64分に三たび米谷、そして71分に山下凱也、試合終了間際に後藤礼智がネットを揺らし、青森山田が7ゴールを積み上げて快勝。準々決勝進出を決めた。初出場の広島国際学院も一丸となって最後の最後までゴールを目指したが、青森山田の球際の強さと推進力の前に屈することになった。