上写真=メンバー発表会見に臨んだU−22日本代表の大岩剛監督(写真◎サッカーマガジン)
勝つのはもちろん選手の成長にも期待
9月6日から始まる『AFC U23アジアカップ予選』(=パリ五輪1次予選)が終わると、U−22日本代表はすぐに中国の杭州で開催されるアジア競技大会に参加する。もちろんメンバーは『別』だ。主力の多くはU23アジア杯予選に参加するため、アジア大会の方は当初、大学生などアマチュア選手主体のチームを編成して臨むと見られていた。
しかし、1日に発表された招集メンバーには、佐藤恵允や松岡大起の海外組、馬場晴也や西川潤らパリ五輪を目指すチームの常連選手たちも名を連ねていた。
大岩剛監督は「優勝を目指す」と大会の目標をはっきり口にするとともに、パリ五輪世代の「核になるように」成長を見せてほしいと選手たちのアピールにも期待を寄せた。
アジア大会出場組はセカンドメンバーという考え方ではなく、パリ五輪を目指すラージグループに入っていると指揮官は強調。この中から、来年のパリ五輪最終予選(=AFC U23アジアカップ)や、パリ五輪本大会に選ばれる選手がいても全く不思議ではない。むしろ競争が激化することを大岩監督は望んでいる。
日本のアジア大会初戦は9月20日、相手はU-24カタール代表。2戦目は25日にU-24パレスチナ代表と対戦する。チームはしっかりグループステージを勝ち上がり、10月7日の決勝にたどり着くことはできるのか? 注目される。
アジア競技大会招集メンバー
▼GK
1 藤田 和輝(栃木)
12 小畑 裕馬(仙台)
18 山田 大樹(岡山)
▼DF
4 山﨑 大地(広島)
2 奥田 勇斗(桃山学院大)
7 今野 息吹(法政大)
5 馬場 晴也(札幌)
3 吉田 真那斗(鹿屋体育大)
22 関根 大輝(拓殖大)
21 根本 健太(流通経済大)
▼MF
11 松村 優太(鹿島)
6 松岡 大起(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ=BRA)
13 佐藤 恵允(ヴェルダー・ブレーメン=GER)
8 重見 柾斗(福岡大)
15 谷内田 哲平(京都)
16 山内 翔(筑波大)
10 西川 潤(鳥栖)
14 小見 洋太(新潟)
20 角 昂志郎(筑波大)
17 日野 翔太(拓殖大)
▼FW
9 木村 勇大(金沢)
19 熊田 直紀(FC東京)
▼第19回アジア競技大会・男子サッカー:日程
・9月20日(水):第1戦 vsカタール(@Xiaoshan Sports Centre)
・9月25日(月):第2戦 vs パレスチナ(@Xiaoshan Sports Centre)
・9月27日(水) or 28日(木):ラウンド16
・10月1日(日):準々決勝
・10月4日(水):準決勝
・10月7日(土):3位決定戦(@Shangcheng Sports Centre)
・10月7日(土):決勝(@Huanglong Sports Centre)