7月28日に行われた男子サッカー1次リーグ第3戦では、準々決勝進出をかけて3位ドイツと2位コートジボワールが激突。ドイツは得失点差の関係から引き分けでは突破が決まらず、絶対勝利を合言葉に戦ったが、1-1の引き分け。コートジボワールがベスト8進出を決めた。

上写真=コートジボワールがドイツに追いつかれながらもベスト8進出決定!(写真◎Getty Images)

■2021年7月28日 サッカー男子1次ラウンドD組(@宮城スタジアム)
ドイツ 1-1 コートジボワール
得点者:(ド)エドゥアルト・レーベン
    (コ)オウンゴール

・ドイツメンバー:GKフロリアン・ミュラー、DFベンヤミン・ヘンリヒス、フェリックス・ウドゥハイ、ヨルダン・トルナリガ、ダビト・ラウム、MFアルネ・マイヤー(79分、アントン・シュタヒ)、マクシミリアン・アルノルト(46分、エドゥアルト・レーベン)、マルコ・リヒター(62分、ツェドリク・トイヘルト)、マックス・クルーゼ、ナディム・アミリ(88分、ケベン・シュロッテルベック)、FWラグナー・アシュ
・コートジボワールメンバー:GKエリザ・イラ、DFウィルフリード・シンゴ、エリク・ベイリ、クワディオイブ・ダビラ、イスマエル・ディアロ、MFアブドゥル・ケイタ、イドリサ・ドゥンビア(57分、アマド・ディアロ)、ユスフ・ダオ、フランク・ケシー、マックス・グラデル、FWクリスチャン・クアメ(90+3分、ジー・ウアタラ)

ドイツ最後のパワープレーも実らず

 台風8号から変わった温帯低気圧の影響で、宮城スタジアムは雨が落ちるコンディション。コートジボワールが勝ち点4で2位、ドイツが勝ち点3で3位と、まさに決勝トーナメント進出をかけた勝負の直接対決で、この試合に勝たなければ突破できないドイツが序盤から攻勢に出た。

 まずは10分、11分とマルコ・リヒターが連続フィニッシュで脅かすと、ここまで2試合連続でゴールを挙げている1トップのラグナー・アシュも存在感を発揮。特に26分に左からマックス・クルーゼが送ったクロスに、DF2人に挟まれながらも放ったヘディングシュートは迫力十分。残念ながらバーをかすめて外れたものの、ゴールへの予感が漂った。

 コートジボワールは引き分け以上で勝ち抜きが決まるとはいえ、自慢の中長距離のパスとスピードで盛り返す。22分にはクリスチャン・クアメが左からのカットインから狙ったシーンなど、カウンターを中心にゴールへの意欲を見せ続けた。

 0-0で折り返した後半に、先にスコアを動かしたのはコートジボワールのほうだった。67分、右からウィルフリード・シンゴが入れたスローインがゴール前に流れ、ユスフ・ダオが突っ込んだ両脇でDFがクリアしようと体を投げ出したが、その1人、ベンヤミン・ヘンリヒスの足に当たってゴールに転がり込むオウンゴールになった。

 勝ち抜きに2点が必要になったドイツはもちろん、ここからさらに攻撃に力を注いでいく。それが実ったのが73分で、ペナルティー・エリアの手前で得たFKを、後半から入っていたエドゥアルト・レーベンがリラックスして蹴ったボールがきれいな弧を描いてゴール左上コーナーに飛び込んでいった。

 それでもコートジボワールにチャンスが多かった残り時間で、ドイツが執念を見せたのがアディショナルタイム。ゴール前にどんどんボールを放り込むパワープレーはものすごい迫力だったが、コートジボワールは冷静に対処。結局このまま1-1で終わり、コートジボワールが2位で突破、ドイツはここで大会から去ることになった。

■グループD順位表
1 ※ブラジル(勝ち点7/2勝1分け/7得点・3失点/得失点4)
2 ※コートジボワール(勝ち点5/1勝2分け/3得点・2失点/得失点1)
3 ドイツ(勝ち点4/1勝1分け1敗/6得点・7失点/得失点-1)
4 サウジアラビア(勝ち点0/3敗/4得点・8失点/得失点-4)
※決勝トーナメント進出決定


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