7月28日の東京五輪男子サッカー1次リーグB組第3戦で、韓国代表とホンジュラス代表が対戦。2つのPKで先行した韓国が、退場者を出した相手から後半にもPKで加点するなど6得点を奪って圧勝し、準々決勝進出を決めた。

上写真=12分にファン・ウィジョがPKを決めて韓国が先制。この後さらに2つのPKを獲得した韓国が6得点で圧勝した(写真◎Getty Images)

■2021年7月28日 サッカー男子1次リーグB組(@横浜国際総合競技場)
韓国 6-0 ホンジュラス
得点:(韓)ファン・ウィジョ3、ウォン・ドゥジェ、キム・ジンヤ、イ・ガンイン
   (ホ)なし

・韓国メンバー◎GKソン・ボムグン、DFソル・ヨンウ、チョン・テウク、パク・ジス、カン・ユンソン(57分:キム・ジェウ)、MFウォン・ドゥジェ(72分:キム・ドンヒョン)、イ・ドンジュン(HT:オム・ウォンサン)、キム・ジンギュ、クォン・チャンフン(73分:イ・ドンギョン)、キム・ジンヤ、FWファン・ウィジョ(57分:イ・ガンイン)
※実際のポジションで表記

・ホンジュラスメンバー◎GKアレクス・グイティ、DFエルビン・オリバ、デニル・マルドナド、カルロス・メレンデス、ウェスリー・デカス、MFエドウィン・ロドリゲス(70分:ジョルジュ・アルバレス)、カルロス・ピネダ(HT:リゴベルト・リバス)、ジョナサン・ヌニェス、FWジョゼ・レジェス、ダグラス・マルティネス(HT:ブルヤン・モジャ)、ルイス・パルマ(43分:クリストファー・メレンデス)

ファン・ウィジョがハットトリック

 韓国が立ち上がりから得点を重ねた。12分にMFイ・ドンジュンがエリア内でのドリブル突破で倒されてPKを獲得し、FWファン・ウィジョが決めて先制。19分にもCKのポジション争いでファウルがあったとして2つ目のPKを獲得し、今度はMFウォン・ドゥジェが決めてリードを広げた。

 その後はホンジュラスも良い形を作り始めていたが、39分に2つ目のPKを与えていたDFカルロス・メレンデスが、ゴール前で抜け出そうとしたイ・ドンジュンを背後から倒して一発退場。韓国は劣勢の相手にたたみかけ、前半アディショナルタイムの45+5分、右からのセンタリングをGKがはじいたこぼれ球を、ファン・ウィジョが押し込んで3-0として前半を終えた。

 さらに韓国は後半立ち上がり、右からのセンタリングにMFキム・ジンヤが飛び込み、背後からのタックルで倒されたプレーにVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、オンフィールドレビューの結果、この日3つ目のPKを獲得。52分にファン・ウィジョが決めてハットトリックを達成し、勝利を決定付けた。

 その後も容赦なく攻め続けた韓国は、64分にキム・ジンヤ、82分にMFイ・ガンインが決めて6得点の圧勝。ニュージーランドに敗れた初戦から立て直し、終わってみればグループ首位で準々決勝進出を決めた。

■グループB順位
1 ※韓国(勝ち点6/2勝1敗/10得点・1失点/得失点9)
2 ※ニュージーランド(勝ち点4/1勝1分け1敗/3得点・3失点/得失点0)
3 ルーマニア(勝ち点4/1勝1分け1敗/1得点・4失点/得失点-3)
4 ホンジュラス(勝ち点3/1勝1敗/3得点・3失点/得失点0)
※決勝トーナメント進出決定


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