EURO2020はグリープステージ第2節を終えて、A組のイタリア、B組のベルギー、C組のオランダが連勝を飾り、決勝トーナメント進出を決めた。注目のイングランドはライバルであるスコットランドと引き分け、死のF組では初戦でドイツに勝ったフランスがハンガリーと引き分け、初戦でハンガリーを下したポルトガルが打ち合いの末にドイツに敗れて混沌。第3節が目の離せない状況となった。
グループCのGS第2節
デパイが勇躍! オランダが連勝
前節、ウクライナとの接戦を制したオランダが今節はオーストリアに快勝した。前半のPKの機会にエース、デパイがきっちり決めて先制し、後半にはカウンターからマレンのパスを受けたダンフリースが2試合連続ゴールで仕上げ。盤石の試合運びで目論見通り、決勝トーナメント進出を決めた。ウクライナ対北マケドニアは、ウクライナが前半の2ゴールを守り切って勝利。パンデフのゴールがオフサイドで取り消された北マケドニアはアリオスキの1点を返すにとどまり、連敗となった。
■6月17日 GS第2節・グループC(@ルーマニア:スタディオヌル・ナツィオナル)
ウクライナ 2-1 北マケドニア
得点:【ウ】ヤルモレンコ(29分)、ヤレムチュク(34分)
【北】アリオスキ(57分)
■6月18日 GS第2節・グループC(@オランダ:アムステルダム・アレナ)
オランダ 2-0 オーストリア
得点:【オ】デパイ(11分)、ダンフリース(67分)
【グループC 順位表】
1 オランダ(6点◎2勝0分0敗/5得点・2失点/+3)
2 ウクライナ(3点◎1勝0分1敗/4得点・4失点/0)
3 オーストリア(3点◎1勝0分1敗/3得点・3失点/0)
4 北マケドニア(0点◎0勝0分2敗/2得点・5失点/-3)
グループDのGS第2節
英国4協会対決は互いに譲らず
D組の第2節は、2試合ともに引き分け決着となった。互いの意地がぶつかり合った激しい戦い。まずクロアチア対チェコは、チェコのシックがPKにより、2試合連続ゴールを決めて先制。しかし後半早々にクロアチアもペリシッチのゴールで同点とした。シュート数もボール支配率もほぼ互角。次の1点を生み出さんと両チームともにゴールを目指したものの、勝ち点1を分け合った。イングランドとスコットランドによる英国4協会のライバル対決は、イングランドがボールを握る一方で、スコットランドが要所を抑えてゴールを許さない展開になった。立ち上がりからストーンズやケインが好機をつかんだイングランドは、良い流れにあった序盤に決め切れなかったのが痛かったか。スコットランドも機に応じて攻撃に力を注ぎ、左を攻略してオドネルがボレーを放った30分の場面など決定機をつかんだが、ピックフォードの好守に遭ってネットを揺らせず。火花散る激しい攻防が最後まで繰り広げられたが、スコアレスドローに終わった。