上写真=最優秀選手賞はオルンガ! 得点王との同時受賞は史上8人目となった(写真◎J.LEAGUE)
柏で初めての得点王、アフリカ出身選手初のMVP
2020年のナンバーワンプレーヤーは、柏レイソルのオルンガに決まった。28得点で得点王に輝き、ベストイレブンにも選ばれており、3冠となった。また、ベストイレブンでは優勝した川崎フロンターレから9人が選出され、これは過去最多。圧倒的な優勝を象徴するメンバーになった。
オルンガは喜びをこのように語った。
「まずはJリーグに感謝したいと思います。2020年シーズンは素晴らしいシーズンで、多くのゴールを決めることができました。しかしそれは、柏レイソルの関係者の皆さんのおかげで実現したものです。
それに、柏で初めての得点王、アフリカ出身選手として初のMVPということで光栄です。
すべてのゴールがうれしかったですが、一つ選ぶのなら、仙台戦のゴールで、ボールをうまくコントロールできてシュートを短い間で決めることができました。私のファーストハットトリックにもつながったゴールでした。
ネルシーニョ監督はすごく結果にこだわる監督でもあり、彼の哲学はVitoria(勝利)です。練習試合であっても公式戦でも常に勝利を求めるので、勝つためにハードワークは欠かせません。そういうメンタリティーをうまく選手たちに体で覚えさせることができました。
その上で、規律を重んじるので、ピッチ上だけではなくピッチ外でも選手の行動や言動を見て判断しています。それがチームの成功につながっていると思います。
私自身については、ネルシーニョ監督と一緒にサッカーをすることで、いろいろなことを教えてもらいました。ゴールにつながる方法をチーム全体で求めてきているので、結果につながったと思います」
各賞の受賞者は下記の通り。
ベストイレブン
GK チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ) 2回目
DF ジェジエウ(川崎フロンターレ) 初受賞
DF 谷口彰悟(川崎フロンターレ) 2回目
DF 登里享平(川崎フロンターレ) 初受賞
DF 山根視来(川崎フロンターレ) 初受賞
MF 家長昭博(川崎フロンターレ) 2回目
MF 田中 碧(川崎フロンターレ) 初受賞
MF 三笘 薫(川崎フロンターレ) 初受賞
MF 守田英正(川崎フロンターレ) 初受賞
FW オルンガ(柏レイソル) 初受賞
FW エヴェラウド(鹿島アントラーズ) 初受賞
最優秀選手賞
FW オルンガ(柏レイソル) 初受賞
得点王
FW オルンガ(柏レイソル) 28得点 初受賞
ベストヤングプレーヤー賞
DF 瀬古歩夢(セレッソ大阪)
フェアプレー賞高円宮杯
大分トリニータ 初受賞
フェアプレー賞(J1)
川崎フロンターレ、ガンバ大阪、セレッソ大阪、サガン鳥栖、横浜FC、サンフレッチェ広島、ベガルタ仙台、湘南ベルマーレ、清水エスパルス、名古屋グランパス
※反則ポイントが少ない順に記載
フェアプレー賞(J2)
ギラヴァンツ北九州、大宮アルディージャ、モンテディオ山形、徳島ヴォルティス、ツエーゲン金沢、ファジアーノ岡山、ザスパクサツ群馬、FC琉球、愛媛FC、松本山雅FC、東京ヴェルディ、京都サンガF.C.、V・ファーレン長崎、ヴァンフォーレ甲府、栃木SC、ジェフユナイテッド千葉、ジュビロ磐田、水戸ホーリーホック、アルビレックス新潟
※反則ポイントが少ない順に記載
フェアプレー賞(J3)
ブラウブリッツ秋田、AC長野パルセイロ、ヴァンラーレ八戸、ガイナーレ鳥取、セレッソ大阪U-23、FC岐阜、ロアッソ熊本、ガンバ大阪U-23、カマタマーレ讃岐、藤枝MYFC、アスルクラロ沼津、鹿児島ユナイテッドFC、福島ユナイテッドFC、カターレ富山
※反則ポイントが少ない順に記載
フェアプレー個人賞
MF 山口 蛍(ヴィッセル神戸) 初受賞
優勝監督賞(J1)
鬼木 達(川崎フロンターレ) 3回目
※1992Jリーグヤマザキナビスコカップ以降、Jリーグ選手経験がある監督が、最優秀監督賞/優勝監督賞を受賞したのは6人(2006:ブッフバルト=浦和、2010:ストイコビッチ=名古屋、2014:長谷川健太=G大阪、2012・2013・2015:森保一=広島、2016:石井正忠=鹿島、2017・2018・2020:鬼木達=川崎F)
※上記条件のうち、3回以上最優秀監督賞/優勝監督賞を受賞したのは2人(2012・2013・2015:森保一=広島、2017・2018・2020:鬼木達=川崎F)
優勝監督賞(J2)
リカルド・ロドリゲス(徳島ヴォルティス) 初受賞
優勝監督賞(J3)
吉田 謙(ブラウブリッツ秋田) 初受賞
優秀監督賞(J1)
宮本恒靖(ガンバ大阪) 初受賞
優秀監督賞(J2)
小林伸二(ギラヴァンツ北九州) 初受賞
優秀監督賞(J3)
三浦文丈(SC相模原) 初受賞
最優秀主審賞
西村雄一 11回目
最優秀副審賞
武部陽介 初
最優秀育成クラブ賞
東京ヴェルディ 3回目(最多受賞)
最優秀ゴール賞
MF 齊藤未月(湘南ベルマーレ) 初受賞
※受賞ゴール 2020明治安田生命J1リーグ第27節 11月15日 神戸vs湘南(ノエスタ) 84分の得点
〈功労者表彰〉功労選手賞
佐藤勇人(ジェフユナイテッド千葉=最終所属)
那須大亮(ヴィッセル神戸=同)
明神智和(AC長野パルセイロ=同)
〈特別表彰〉チェマン特別賞
賀来満夫 東北医科薬科大学医学部感染症学教室 特任教授、東北大学 名誉教授・客員教授、東京都参与
三鴨廣繁 愛知医科大学 大学院医学研究科 臨床感染症学 教授
舘田一博 東邦大学 医学部 医学科 教授
髙橋 聡 札幌医科大学 医学部 感染制御・臨床検査医学講座 教授
國島広之 聖マリアンナ医科大学 感染症学講座 教授
掛屋 弘 大阪市立大学大学院 医学研究科臨床感染制御学 教授
大毛宏喜 広島大学病院 感染症科 教授
泉川公一 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科臨床感染症学分野 教授
井元清哉 東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター センター長/教授
村上道夫 福島県立医科大学 医学部健康リスクコミュニケーション学講座 准教授
加來浩器 防衛医科大学校 防衛医学研究センター 教授
優秀選手賞
〈GK〉
チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)、ランゲラック(名古屋グランパス)、東口順昭(ガンバ大阪)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)
〈DF〉
森重真人(FC東京)、登里享平、ジェジエウ、谷口彰悟、山根視来(以上、川崎フロンターレ)、丸山祐市、中谷進之介、吉田 豊(以上、名古屋グランパス)、マテイ・ヨニッチ(セレッソ大阪)
〈MF〉
江坂 任(柏レイソル)、守田英正、脇坂泰斗、大島僚太、三笘 薫、田中 碧、家長昭博(以上、川崎フロンターレ)、稲垣 祥(名古屋グランパス)、井手口陽介(ガンバ大阪)、清武弘嗣、坂元達裕(以上、セレッソ大阪)、山口 蛍、アンドレス・イニエスタ(以上、ヴィッセル神戸)
〈FW〉
エヴェラウド(鹿島アントラーズ)、オルンガ(柏レイソル)、ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)、レアンドロ・ダミアン、小林 悠(以上、川崎フロンターレ)、マテウス(名古屋グランパス)、古橋亨梧(ヴィッセル神戸)