上写真=9月22日のJ3第17節で対戦した鳥取と相模原は、ともにJ2ライセンスを取得。相模原は初のJ2ライセンス取得となった(写真◎石倉利英)
申請した全クラブが取得
来季のJ1とJ2の参加資格となるクラブライセンスには、今季J3のヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、Y.S.C.C.横浜、アスルクラロ沼津を除くJリーグの52クラブが申請し、全クラブがライセンスを取得した。J2ライセンスを取得したのは、いわてグルージャ盛岡、ブラウブリッツ秋田、SC相模原、AC長野パルセイロ、藤枝MYFC、ガイナーレ鳥取、カマタマーレ讃岐、FC今治の8クラブで、残りの44クラブがJ1ライセンスを取得している。
岩手、相模原、藤枝、今治は初めてのJ2ライセンス取得となり、来季J2昇格への条件の一つをクリアした。第18節終了時点で7位につける相模原の望月重良・代表取締役会長は「2014年にJリーグへ入会してから、毎シーズン全力で戦ってまいりましたが、これまではたとえJ3で優勝したとしても、クラブライセンスがないためにJ2へ上がることはできませんでした。しかしながら地域の皆様、行政の皆様、熱い応援をしてくださるファン・サポーターの皆様、すべての人の協力があって大きな、大きな一歩を踏み出すことができました」と喜びのコメントを発表。「J3リーグで自動昇格できる2位以内という条件を満たせば、J2昇格が可能になります。クラブ一丸となってJ2昇格という目標へチャレンジしていきます」と決意を新たにしている。
今季J3に昇格した今治は、ホームゲームで使用している、ありがとうサービス.夢スタジアムに夜間照明を整備する条件付きでのJ2ライセンス取得となった。第18節終了時点で8位の今治は、J2昇格が可能になる2位以内に入れなかった場合は夜間照明を整備しないため、J2ライセンスの効力が失われる。