歴史を学ぶ『日本サッカー温故知新』の第10回。この連載では日本サッカーが大きく発展した『平成の30年間』を写真と記録で振り返る。平成10年度(1998年度)は日本代表が初めてワールドカップに出場した一方でJクラブの消滅も起こった…。

フリューゲルスは天皇杯優勝で有終の美

 一方で、創設以来、順調な成長を続けていたかに見えたJリーグに悲劇が起こる。スポンサー撤退の影響で、横浜フリューゲルスが横浜マリノスに吸収合併されることになったのだ。存続を願う選手、サポーターの願いはかなわず、このシーズンをもって横浜Fは活動を終えることになる。清水エスパルスを下して天皇杯に優勝し、有終の美を飾ったものの、親会社に依存するJクラブの経営の危うさが浮き彫りとなった。

◆平成10年度の主なタイトル一覧
Jリーグ:鹿島アントラーズ
天皇杯:横浜フリューゲルス(第78回・98年度)
Jリーグ杯:ジュビロ磐田
JリーグMVP:中山雅史(磐田)
Jリーグ得点王:中山雅史(磐田)
Jリーグ新人王:小野伸二(浦和)
Jリーグ優勝監督賞:ゼ・マリオ(鹿島)
高校選手権:東福岡高(第77回・98年度)
高円宮杯U-18:藤枝東高
大学選手権:国士舘大
Lリーグ:日興證券ドリームレディース

画像: Jリーグでは鹿島アントラーズの勝負強さが際立った(写真◎J.LEAGUE)

Jリーグでは鹿島アントラーズの勝負強さが際立った(写真◎J.LEAGUE)

画像: チャンピオンシップでは鹿島が磐田に連勝。前年度の借りを返して優勝を飾った(写真◎J.LEAGUE)

チャンピオンシップでは鹿島が磐田に連勝。前年度の借りを返して優勝を飾った(写真◎J.LEAGUE)

画像: Jリーグカップは磐田が市原を4-0で下して優勝した(写真◎J.LEAGUE)

Jリーグカップは磐田が市原を4-0で下して優勝した(写真◎J.LEAGUE)

画像: クラブの存続はならずも最後まで戦い抜き、シーズン最後の公式戦である天皇杯決勝を戦い、優勝。横浜フリューゲルは最後まで多くの人々に感動を与えた(写真◎サッカーマガジン)

クラブの存続はならずも最後まで戦い抜き、シーズン最後の公式戦である天皇杯決勝を戦い、優勝。横浜フリューゲルは最後まで多くの人々に感動を与えた(写真◎サッカーマガジン)

Jリーグ順位表(1998シーズン)
順位チーム
1鹿島743426836
2磐田783426868
3清水703425936
4横浜M6434221231
5名古屋6334231124
6浦和6134221222
7横浜F513419156
847341816-5
9C大阪44341519-23
10広島43341618-7
11平塚42341618-13
12V川崎39341321-6
13京都39341519-16
14札幌35341222-17
15G大阪30341222-14
16市原2534925-26
17神戸2534925-44
18福岡2134826-52
※年間順位

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